■タイトル/Vol.4(1972年)

4thアルバム。コカイン使用について歌った「Snowblind」がアルバムのタイトルになる予定だったがレコード会社の反対により変更。「St. Vitus Dance」も同じくコカイン使用について歌った曲ということで、当時のバンド内の状況を物語っているかと思う。当時のプログレッシヴ・ロックからの影響を感じさせられるような曲の展開が多く、さらに引きずるような重みのあるサウンドとドロドロとした雰囲気は最高潮でよく最高傑作と言われることが多い。
1曲目から鬱々とした雰囲気のヘヴィメタルが全開。2曲繋げて大曲のようにしているがこの展開がなかなか良く、後半はインスト曲になりトニーがさらに弾きまくる。続く2曲目は息苦しくなるようなヘヴィサウンドでなかなか強烈。ヘタなヘヴィメタル・バンドには出せないサバスならではのこの音はやはり凄い。
3、8曲目は良いのか悪いのか評価が分かれる明るいバラード曲。「Changes」はピアノとメロトロンを使用した曲で、今では名曲として語られるが、それでもかなり異色だ。「Laguna Sunrise」もこれまた明るいバラード曲で、アコースティックギターとオーケストラによるインスト曲となっている。浮いた存在なのだが、これもブラック・サバスが持つ狂気の世界の一部だろう。
「Supernaut」はサバスの中では唯一楽しい雰囲気の曲で、これもバンドの代表曲のひとつ。そして名曲「Snowblind」は硬質感のあるギターのリフも良いが、美しくも暗いメロディもまた魅力。コカインの使用を表現したかのような曲の展開なども素晴らしい。ラストの10曲目はこれが一番いい出来だと思う曲で、硬質なギターのリフは「Snowblind」といい勝負で歌が盛り上がりに欠けるがあとは完璧。どこか疲れを感じさせるような気怠い雰囲気も良い。
悲鳴を上げるかのようなこの狂気のサウンドは、サバスの過去から現在に至までの作品の中で一番重みがあるかと思う。いろんな解説を読んで想像する以上にバンド内は狂っていたのかもしれない。
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