■タイトル/Headstunts(2008年)

4thアルバム。ドラムがマットからベン・コールに交代。前作「Smoke & Mirrors」はもうあまりサウンドが頭に残ってないが、ちょっと多くのファンを裏切ってしまったような感じだった。さて今作はどうやら原点回帰しつつあるようだが、前作の流れがあるせいか、結果60年代的な音になっている。ビートルズ、ザ・フー、ヤードバーズに、ダットサンズが持つハード・ロック、メタル、パンクなサウンドを融合したかのような感じです。ジャケットのデザインも素晴らしく、古さを感じさせつつもアナログじゃないのに曲リストの表示をSIDE1とSIDE2に分ける徹底ぶり。アルバム・タイトル「Head Stunts」はバンド名の「The Datsuns」の文字を置きかえたもので、ここにもやる気を感じる。
「Human Error」はお得意のパンキッシュな疾走ナンバー。ガレージ色が戻っていて安心するがまずは平均点。「HEY! Paranoid People」は60年代サイケ的な曲。キーボードのメロディーがとても印象的。「Your Bones」は英国的なパワー・ポップ。シンプルかつヘヴィでノリも良い。「Ready Set Go!」はヤードバーズのような哀愁漂うグループ・サウンドな感じだ。かなりヤードバーズが入ってると思う。「Yeah, Yeah, Just Another Mistake」はメタル寄りな疾走ナンバー。これぞダットサンズな1曲。ワウを使ったギター・ソロは古さたっぷりでなかなかいい。「Eye Of The Needle」はサイケで暗い雰囲気が漂う曲。後半のハード・ロックへと変わる間のとこがすごくゾクゾクする。「So Long」はAC/DCやガンズを感じさせるハード・ロック。ギター・ソロはファズ・エフェクターを使った潰れた音が非常に刺激的。「Cruel Cruel Fate」はUSハード・ポップ的な臭いがする。キャッチーなサビは80年代的だが軽すぎずしっかりとしている。「Highschool Hoodlums」はスージー・クワトロのようなロックでノリが良くヘヴィだ。「Somebody Better」は非常に60年代的なサウンドになっていて、これはドアーズあたりを感じさせる。こういった曲も出来るとはちょっと驚きです。
ボーナス・トラック「You're No Good」はユーライア・ヒープをガレージ・ロックにした感じで、けっこう衝撃的。メロディーも英国的で哀愁があり、そして強烈な疾走感。これはもう名曲間違い無しです。このアルバムでのこういった変化は非常に歓迎です。このバンドはまだ進化するでしょう。
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