■タイトル/Parsifal(1973年)

プログレッシヴ・ロックへのアプローチを見せた6thアルバム。前作同様にフォーク・ロック+オーケストラだが、曲の展開を前作以上に凝っているのでオーケストラとの共演がより効果を発揮している。バンドのフロントマンで人気のあったリッカルド・フォッリの脱退により危機を迎えたが、クラシックやプログレの知識を持ったカプシクム・レッドの加入によりバンドはさらなる進化を遂げた。
前作は非常に温かみのある雰囲気だったが、この作品からはかなり哀愁が感じられる。力強くも切ないメロディが多く、それがまたサウンドを重厚なものにしている。ドラマティックな曲展開と美しいコーラス、楽器のアンサンブルには感動の連続。これはイ・プーにしか出せないと言っていいほど完成されている。
ラストの2部構成の「パルシファル」はニュー・トロルスの「コンチェルト・グロッソ」を意識したかのような泣きたっぷりのメロディと、プログレな展開を見せる大曲だ。後半のバンドとオーケストラによる重厚な演奏には涙する。こんな素晴らしいもの聴かされたらもう一度1から再生ボタンを押すしかないのだ。
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