■タイトル/UT(1972年)

5thアルバム。準リーダー格のニコ・ディ・パーロが主導権を握ったため、ハードロック色が強まった。内容重視のヴィットリオと、ハードロック路線を押し進める他のメンバーと対立し、やがてバンドは分裂していった。
ヴィットリオは作曲に関わってないのと、ボーカルもとっていないため別のバンドを聴いてるかのようだ。制作している段階で既にニュー・トロルスでは無かったと言えるかもしれない。コンセプトは無いのでまとまりは無い分、楽曲の幅は広い。クオリティは流石に高いのだが、やはりそれまでのコンセプトを持った作品と比べるとちょっと物足りなさがある。普通のプログレ・バンドになってしまったのだ。
全体的にドタバタなハードロックが印象に残るが、ギターソロが即興だらけで好きな人にはいいかもしれないが、もっと聴かせるメロディが欲しい。ぐちゃぐちゃ過ぎて品が無いのだ。6曲目なんかはおもいっきりレッド・ツェッペリン的なハードロックだ。これはやり過ぎでは?
一番評価できる曲はラストの曲。ニュー・トロルスらしい哀愁のあるメロディのバラード曲だ。ピアノとシンセの音色濃いシンフォニックな名曲でメロディは美しくも悲しく、バンドのひとつの区切りとして相応しいかも。
分裂後はバンド名の使用権を巡って争いつつも、それぞれ素晴らしい作品を発表し、最終的に和解して名盤「コンチェルト・グロッソ N.2」を作り上げることになる。
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