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Accept (アクセプト)
Information
初期ジャーマン・メタルを開拓していった名バンド。ウド・ダークシュナイダーのアクのある強烈なボーカルは初期のトレードマークだった。メロディックな縦ノリHR/HMから、初のスピード・メタルと言える曲まで非常にインパクトのある曲を作り上げることに成功している。
![]() ■メンバー |
Breaker 1981年
1. Starlight |
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3rdアルバム。バンドの方向性がここで固まり、サウンドもより1980年代に適したヘヴィメタルとなった。NWOBHMの追い風もあり、バンドの知名度は徐々に上がり始めていた。
A面にあたる1〜5曲目は完璧すぎて無駄が見当たらない。「Breaker」はリッチー・ブラックモアなタイプの疾走曲で、名曲「Fast as a Shark」と並んでいいほど出来がいい。個人的には「Breaker」に軍配を上げたい。ミドル・テンポの曲はやっとアクセプトらしさが出てきていて、これらもパワーが溢れるぐらい強力。
6曲目はロックン・ロール・ソングで浮いた曲だ。ウドの声質もあってなんだかAC/DCを聴いてるような感じになる。ついでに8曲目も。
9曲目の泣きのバラードはボーカルはウドではなくピーターだ。アコースティック・ギターがメインのアクセプトとしては珍しい曲だが、これが非常にメロディックで美しく、プログレ・ハードのバンドの曲を聴いてるかのようだ。アクセプトらしくはないかもしれないが、これも密かに名曲だ。
![]() ■メンバー |
Restless And Wild 1982年
1. Fast As A Shark |
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歴史的名盤の一つと言える4thアルバム。バンドの作品の中では一番硬質感に溢れいるが楽曲の幅は狭く感じる。ジューダス・プリーストで言うと「British Steel」のような無駄の無い玄人好みの作品なのだ。フィッシャーが脱退してハーマン・フランクが加入したが、レコーディングにはほとんど関わってないらしい。
名曲中の名曲「Fast as a Shark」はスピード・メタル、パワー・メタル、スラッシュ・メタルの元祖のひとつで、何年経とうが超えられない壁のひとつと言っていいほど完璧だ。この一曲に尽きる。
5曲目は「Metal Heart」の基になってそうな曲で、ギターにオクターバーを使ったシンセっぽい音でのイントロや哀愁メロディはあるもののインパクトは今ひとつ。
![]() ■メンバー |
Balls To The Walls 1984年
1. Balls To The Walls |
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アメリカ市場を意識した作りとなった5thアルバム。タイトル曲のPVがMTVでオンエアされたこともあってヒット作となり、アメリカ進出に成功した。名曲の入った作品に挟まれているせいか日本ではあまり取り上げられることが少ないが、実は世界的にはこの5thアルバムが一番人気だ。
アメリカ市場に挑んだメタル・バンドの多くは別のバンドになってしまったようなサウンドになったりして失望させられたが、アクセプトも変わったには変わったが逆に良くなったとこが面白い。初めて聴いた時は情報通りアメリカナイズドされてるなと感じたが、アクセプトらしさは失われてなかった。キャッチーなメロディはどれもセンスが良く、ついに本性を現しバンドを完成させたといった感じだ。
代表曲はタイトル曲ぐらいかと思うが、前後の作品と比べて圧倒的に捨て曲が無い。どれもしっかり聴きたくなる出来で素晴らしい。最高傑作はやはりこの作品だろう。
![]() ■メンバー |
Metal Heart 1985年
1. Metal Heart |
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代表作のひとつの6thアルバム。楽曲の幅、クオリティは過去最高で、ヘヴィメタルという攻撃的な武器よりもアクセプトというバンドの魅力が詰め込まれた歴史的名盤だ。初めて聴く人は何度も聴き返すことになるだろう。
クラシックの名曲を大胆に引用している「Metal Heart」は、まずイントロにチャイコフスキーの「スラヴ行進曲」、ギターソロにベートーヴェンの「エリーゼのために」を見事に組み合わせることに成功している。このインパクトは今でも通用するほど衝撃的だ。
キャッチーなメロディの「Screaming for a Love-Bite」もバンドの代表曲として重要。アメリカ市場をかなり意識したかのような曲だが、アクセプトらしさが全く失われてない別の魅力がある。007のテーマ曲をメタルにアレンジしたような8曲目も面白い。ラストは裏メタル・ハートと言えそうなドラマティックな曲で素晴らしいエンディングだ。
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