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Pretty Maids (プリティ・メイズ)
Information
元祖メロディック・パワーメタル・バンドと言われるデンマークのバンド。ボーカルのロニー・アトキンスのシャウトとクリーンを使い分ける歌い方や、ジャーマンメタルと北欧メタルの間を取ったようなサウンドはなかなかインパクトがあり個性的です。
![]() ■メンバー |
Pretty Maids 1983年
1. City Light |
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プリティ・メイズの記念すべきデビューミニアルバムは、 あの強烈なインパクトを持ったファーストアルバムのレベルとまではいかないがインディーズな雰囲気がプンプン漂う初々しい出陣である。 ここから成長していったんだなと思うが、ファーストアルバムは翌年なのですごい飛躍ですね。
まず疾走曲「City Light」「Bad Boys」「Nowhere To Run」はいかにもNWOBHMから影響受けた感じで荒削りであり印象に残りにくい。ここからファーストアルバムで大化けすると予想するのは難しい。
どこで予感できるかというとやはり「Fantasy」「Children Of Tomorrow」の北欧らしいメロディックなミドルナンバーでしょう。 ロニー・アトキンスのシャウトとクリーンな歌声の二刀流ボイスはこの時からなんですね。 このメロディセンスとゴリゴリなパワーがあったからこそ後の名曲の数々が生まれたのかと理解できる。この2曲は非常に聴く価値がありますので、ちょっとした資料として置いておくのはもったいないです。
![]() ■メンバー |
Red, Hot And Heavy 1984年 1. Fortuna Imperatix Mundi (Carmina Burana) |
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1stアルバムは捨て曲なしの大名盤。今聴いても圧倒させられる強力なナンバー元祖メロディック・パワーメタル「Back To Back」これに尽きるかもしれませんが、全体的にクオリティ高いため初めて聴いたときはかなり衝撃的でした。
そんなゴリゴリなパワーメタルが注目されがちですが、「Waitin' For The Time」「A Place In The Night」などメロディアスハードな曲もできちゃうのもこのバンドの持ち味です。終止吠えてるのかな?からのこのクリーンな声は意表を突かれますね。こういうのもあることで楽曲の幅が広がると共に良いアクセントになっています。
「Cold Killer」から「Night Danger」あたりはあまり印象残ってなかったけど久々に聴いたらこのあたりも凄くいい。
「Queen Of Dreams」はシン・リジィの「エメラルド」をお手本にしたようなメロディックなミドルナンバー。結成当初はシン・リジィをコピーしてたとのことなので、これはその成果ですね。この曲はすごくメロディがいいので「Back to Back」と共にずっと頭に残ります。
ということで最後はシン・リジィのカヴァーで「Little Darling」。ちょっとポップな曲なので浮いてるが、ほんとうまくカヴァーしちゃうんだよねこのバンド。
![]() ■メンバー |
Future World 1987年 1. Future World |
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前作と並ぶ名盤2ndアルバム。前作を横に広げた感じと言えばいいのだろうか?キーボードのサウンドがより全面にでているがメロディック・パワーメタル路線はそのままで、この作品もまた楽曲のクオリティが高いのが揃っている。
タイトル曲「Future World」は「Back To Back」に匹敵する名曲で、ロニー・アトキンスの二刀流ボーカルが光る圧倒的な疾走曲です。でも中盤に同じ系統で「Yellow Rain」という曲があってこれがタイトル曲よりカッコイイ。さらに「Loud 'N' Proud」「Needles In The Dark」というこれも強力な疾走ナンバーもあってこのアルバムけっこう凄いことになっています。
ミドルナンバーも相変わらずメロディアスで聴き逃せません。 「We Came To Rock」はちょっとDIOっぽいので、ロニー・ジェイムス・ディオが歌っても違和感ないと思います。 「Rodeo」は一人クリスタルキングと言えそうな感じでボーカルスタイル使い分けまくりで凄い。
アメリカ市場を意識したかのような「Love Games」「Long Way To Go」がどうしても浮いてしまうのがちょっと残念だが、今となってはこれもいい曲なんだようなと理解している。 最後は「Long Way To Go」でなく、美しい哀愁メロディのバラード曲「Eye Of The Storm」これを一番最後にしてほしかった。
![]() ■メンバー |
Anything Worth Doing Is Worth Overdoing 1999年 1. Snakes In Eden |
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8thアルバム。前作「Spooked」で原点へと戻ったバンドはこの作品では起死回生と言える渾身の一作となりました。アンプラグド作品を作ったりしてしばらく影を潜めてしまっていたので、ようやく帰ってきてくれたと多くの人は思ったかもしれません。
まず「Snakes In Eden」はこのバンドらしいメロディック・パワーメタルでなかなか強烈であるが、続く「Destination Paradise」もまた強力な疾走曲で冒頭から突っ走っています。「Hell On High Heels」は一転してハードポップな曲で、これはプリティ・メイズらしさがある良質メロディの曲なので許されるでしょう。「When The Angels Cry」はMSGの「Desert Song」をお手本にしたようなミドル・テンポの曲です。
中盤から再び強力な疾走曲「Back Off」「Only In America」と続き完璧なアルバムになっているだろうと思っていました。しかし、バラード曲「With Theese Eyes」を挟んでタイトル曲から何かおかしい。曲は悪くないが重い雰囲気漂うものが3曲続いて失速させてしまっています。中盤までほんと素晴らしいだけに後半はちょっと残念でした。