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更新履歴
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- 2025/04/21
- プログレッシブ・ロックに Clear Blue Sky を追加
- 2025/03/29
- Judas Priest に4thアルバム「Stained Class」を追加
- 2025/03/14
- ハードロックに Slade を追加
- 2025/03/03
- SPECTRUM に「SPECTRUM 6 / SPECTRUM FINAL Budoukan Live Sept. 22,1981」のレビューを追加
- 2024/08/11
- Blue Cheer に2ndアルバム「Outsideinside」を追加
- 2024/08/03
- ハードロックに The Cult を追加
- 2023/07/06
- The Damned に「Live Shepperton 1980」を追加
- 2023/06/25
- Queen に「Live At The Rainbow '74」CD・DVD・Blu-ray を追加
- 2023/06/17
- ヘヴィメタルに TANK を追加
- 2023/04/16
- メロディアスハードに Survivor を追加
- 2023/03/25
- Laaz Rockit に「Taste Of Rebellion」を追加
- 2023/03/21
- 日本のロックにPageant を追加
- 2022/11/25
- 日本のロックに Spectrum を追加
- 2022/11/20
- Onslaught に「Sounds of Violence」を追加
- 2022/11/13
- ロックに Taste を追加
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The Datsuns (ダットサンズ)
Information
ニュージーランドのハードロック・バンド、ダットサンズ。レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、AC/DC、ブラック・サバスなど1970年代、1980年代のロックをルーツにしたハードロックで話題を呼びました。伝統的なロックは廃れていたので、ダットサンズの登場はかなり衝撃的でした。
![]() ■メンバー |
The Datsuns 2002年 1. Sittin' Pretty |
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衝撃のデビュー・アルバム。まず1曲目「Sittin' Pretty」は非常に1970年代的なサウンド。サウンドだけでなく雰囲気まで徹底した音作りですね。ヘヴィでブリティッシュ・ハードロックな曲です。「MF From Hell」はメタリックな疾走曲でこもインパクトが強い。「What Would I Know」はかなりブリティッシュ・ハードロックな曲。シャッフルビートで非常にかっこいい曲です。「At Your Touch」はNWOBHMを臭わすメタリックな曲。ソリッドなギターリフがなかなかいい感じです。「Freeze Sucker」も1980年代初頭のブリティッシュ・ヘヴィメタルな雰囲気で、SAXON的な疾走曲です。最初から最後まで熱いロックで、捨て曲も無いです。歴史的名盤になるでしょう。
![]() ■メンバー |
Outta Sight 2004年 1. Blacken My Thumb |
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元レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズをプロデューサーに迎えた2ndアルバム。前作ほどのインパクトはないが非常に勢いがある。リフからコード弾き主体になった感じでパンク色が強いです。
![]() ■メンバー |
Headstunts 2008年 1. Human Error |
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4thアルバム。ドラムがマットからベン・コールに交代。前作「Smoke & Mirrors」はもうあまりサウンドが頭に残ってないが、ちょっと多くのファンを裏切ってしまったような感じだった。この作品ではどうやら原点回帰しつつあるようだが、前作の流れがあるせいか、結果60年代的な音になっている。ビートルズ、ザ・フー、ヤードバーズに、ダットサンズが持つハード・ロック、メタル、パンクなサウンドを融合したかのような感じです。
ジャケットのデザインも素晴らしく、古さを感じさせつつもアナログじゃないのに曲リストの表示をSIDE1とSIDE2に分ける徹底ぶり。アルバム・タイトル「Head Stunts」はバンド名の「The Datsuns」の文字を置きかえたもので、ここにもやる気を感じる。
「Human Error」はお得意のパンキッシュな疾走ナンバー。ガレージ色が戻っていて安心するがまずは平均点。「HEY! Paranoid People」は60年代サイケ的な曲。キーボードのメロディーがとても印象的。「Your Bones」は英国的なパワー・ポップ。シンプルかつヘヴィでノリも良い。「Ready Set Go!」はヤードバーズのような哀愁漂うグループ・サウンドな感じだ。かなりヤードバーズが入ってると思う。「Yeah, Yeah, Just Another Mistake」はメタル寄りな疾走ナンバー。これぞダットサンズな1曲。ワウを使ったギター・ソロは古さたっぷりでなかなかいい。「Eye Of The Needle」はサイケで暗い雰囲気が漂う曲。後半のハード・ロックへと変わる間のとこがすごくゾクゾクする。「So Long」はAC/DCやガンズを感じさせるハード・ロック。ギター・ソロはファズ・エフェクターを使った潰れた音が非常に刺激的。「Cruel Cruel Fate」はUSハード・ポップ的な臭いがする。キャッチーなサビは80年代的だが軽すぎずしっかりとしている。「Highschool Hoodlums」はスージー・クワトロのようなロックでノリが良くヘヴィだ。「Somebody Better」は非常に60年代的なサウンドになっていて、これはドアーズあたりを感じさせる。こういった曲も出来るとはちょっと驚きです。
ボーナス・トラック「You're No Good」はユーライア・ヒープをガレージ・ロックにした感じで、けっこう衝撃的。メロディーも英国的で哀愁があり、そして強烈な疾走感。これはもう名曲間違い無しです。このアルバムでのこういった変化は非常に歓迎です。このバンドはまだ進化するでしょう。