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更新履歴
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Latte E Miele (ラッテ・エ・ミエーレ)
Passio secundum Mattheum 邦題「受難劇」1972年 1. Introduzione |
1stアルバム。トリオ編成だがメンバー全員がマルチ・プレイヤーなため様々な楽器が入っており、さらに混声合唱も加わってメロディ豊かで展開の激しいシンフォニック・ロック、ジャズ・ロックを繰り広げる。パワフルなPFMと言った感じだ。キリストの受難をテーマにしたことで、ローマ法王の前で演奏をしたことがあるらしい。
メンバー個々の技量は高くないが、曲作りのほうに才能があるかと思う。当時のプログレ・バンドのように大曲を作るのではなく、小曲を繋げて行く形でその一曲一曲に濃く詰め込んでいる。クラシカルな曲だったり、オペラ調、ジャズ・ロックだったりと聴くに忙しいので、そこは人によってはマイナス点かもしれないが、様々なサウンドを出せるとこがこのバンドの魅力だ。
この作品は若干サントラ的な部分が多いのでバンドの音を聴いている感じになれないとこは欠点かもしれない。しかし、このダイナミックなサウンドはやはり凄く、他のバンドが作ろうとしても簡単には出来ないだろう。
Papillon (パピヨン) 1973年 1. Papillon ouverture |
2ndアルバム。この作品も短い曲をつなぎ合わせたシンフォニック・ロックの大作であるが、完成度は前作以上。前作同様にクラシカル・ロックやジャズ・ロックもあるが前作よりも統一感があり、見事に組まれた曲の数々にはまったく隙も無ければ無駄も無い。
マルチ・プレイヤーなとこを活かして次から次へと様々な音を出してくるが難解なとこはなく、イタリアらしい人懐っこいメロディーが豊富で安心して聴ける。前作はけっこう散らかっている印象があったが、曲の出来の良さがあってか、この作品ではそういうふうには感じない。
トリオ編成のキーボード・ロックはなかなか当たりが少なく、少人数なりの音と出来だなあというのが多い。しかし、このバンドは見事にトリオならではのパワフルな演奏、トリオと思えないほどの鮮やかなサウンドを作り上げることに成功している。それでもバンドはアンダーグラウンドな存在だったとか。