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Led Zeppelin (レッド・ツェッペリン)
Information
イギリスのハードロック・バンド、レッド・ツェッペリン。世界的な人気を誇っており、後のアーティストに与えた影響は非常に多大です。ジミー・ペイジのハードなサウンド、即興プレイや、ロバート・プラントの強烈なハイトーン・ボーカルが注目されがちだが、今ではそれを支えたジョン・ポール・ジョーンズとジョン・ボーナムの堅実で正確なプレイのほうが高く評価されていると思う。
■メンバー |
Led Zeppelin I 1969年 1. Good times bad times |
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1stアルバム。印象的なジャケットの写真は爆発して降下するヒンデンブルク号。ついでに裏のメンバーの写真は元ヤードバーズのクリス・ドレヤが撮影したものです。レコーディングはお金を掛けられなかったため、入念にリハーサルを行ってから36時間という異例な早さで作品を完成させました。
まずはキャッチーでノリの良い「Good Times Bad Times」。当時としてはギターの音量がでかいらしい。ギターソロはペイジらしい速弾きが炸裂してていい。「Babe I'm Gonna Leave You」はアコギの美しい音色で始まる曲。影のあるメロディーも良いが、ロバート・プラントの甘い歌声も素晴らしい。ハードロックになったりと展開も良く、このアルバムの中では密かに一番名曲なんじゃないだろうか?。
「You Shook Me」はライブでの定番曲のひとつで、気だるいブルース曲。ライブでは後半のギターとボーカルの掛け合いが聴き所のひとつです。「Dazed And Confused」も定番のひとつで、サイケデリックでプログレ的でもあります。ヘヴィなギターのリフや壮絶なインプロヴィゼーションは圧巻ですが、映像で見るとヴァイオリンの弓でギターを弾くとこがとても印象に残りますね。
「Communication Breakdown」はロバートの絶叫ボーカルがなかなか凄まじいハードロックな曲。この曲で使ってるギターアンプはスプロという小型アンプを使っているのはとても有名。「How Many More Times」は前半は英国らしいシンプルなロックだが、中盤からは初期ZEPらしい激しい展開。この曲もこのアルバムの聴きどこですね。
この作品はブルース, サイケ色がちょっと目立つためか人によっては聴きづらいみたいです。でもZEPの魅力を知れば重要な1枚だと分かるはずでしょう。
■メンバー |
Led Zeppelin II 1969年 1. Whole lotta love |
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2ndアルバム。過酷な状況・環境の中で作られたが、そんなこともプラスに変えてしまうからほんと凄い。「IV」が最高傑作でも好きな作品は「II」と言う人は多いはず。ZEPの作品の中では一番ヘヴィでロックしてる作品だと思います。ZEPのハードロックな作品と言ったらやっぱこの「II」ですね。
シングルで大ヒットした「Whole Lotta Love(胸いっぱいの愛を)」は2008年の北京オリンピックの閉会式で演奏されたのが記憶に新しい。ヘヴィなギターのリフやテルミン遊び、ボンゾのパワフルなドラミングなど聴き所満載。「The Lemon Song」はハウリン・ウルフの「Killing Floor」が元ネタのためクレームが付けられた曲。耳に残りやすいギターのリフや、テンションの高い演奏に発展するなど聴いてておもしろい曲なので個人的にはけっこう好きです。
「Heartbreaker」はイントロの名リフが非常に印象に残る名曲のひとつ。ジョンジーの歪ませたベース音がとてもヘヴィ。中盤のアドリブのギターソロはヤケクソだが圧巻。「Living Loving Maid」はポップかつキャッチーで分かりやすい曲。ゴキゲンな演奏でノリが良く、この曲が好きな人はけっこう多いでしょう。密かに名曲なはずです。
最大の聴き所「Moby Dick」はボンゾの長めのドラム・ソロ曲。ボンゾのための曲であり、ライブでのメンバーの休憩のためでもある曲ですね。実際はもっと長かったらしく、編集でカットしたらしい。ライブでは10分から20分くらい叩き続ける圧巻なドラム・ソロです。
「Bring It On Home」はソニー・ボーイ・ウィリアムソンの同名曲を前半と後半に付けた曲で、ブルースからハードロックに転調する。耳に残りやすいギターのリフやノリが良く、ライブだともっと迫力があります。
■メンバー |
Led Zeppelin III 1970年 1. Immigrant song |
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アコースティック色が強い3rdアルバム。「I」と「II」でハードロック・バンドとして定着してたため賛否両論になった作品です。しかし駄曲が少ないので今では名盤として語られます。初期4作の中では影が薄いが、初心者でも分かりやすい曲が多く、個人的にはよく聴きました。
「Immigrant Song(移民の歌)」はプロレスラーのブルーザー・ブロディの入場テーマソングとしても有名な曲で、シンプルなリフのギターとロバート・プラントの雄叫びが非常に印象に残る。「Friends」はペイジお得意の変則チューニングによるアコースティック曲。実験色のある独特な音色で不思議な雰囲気です。「Celebration Day」は独特なギターリフのロックン・ロール。適度にポップでノリも良く聴き心地が良い曲です。「Since I've Been Loving You」はスロー・ブルース曲で、ペイジの感情こもった渋いプレイが素晴らしい。プラントのボーカルもジャニス・ジョプリンっぽく渋くて良い。「Out On The Tiles」はヘヴィなナンバーで、独特なギターリフやパワフルな演奏が良いがちょっと過小評価されてるみたいですね。イントロ部分は「Black Dog」のイントロとして使われることがあります。
「Tangerine」は叙情的なメロディーのアコースティック曲。「天国の階段」とまではいかないが、メロディアスで名曲と言えます。若干「天国の階段」に似てるような気がする部分があるのでこれが基になってたりするのだろうか?。「Bron-Y-Aur Stomp(スノウドニアの小屋)」もアコースティック曲だがこちらはリズミカルでノリが良い。
■メンバー |
Led Zeppelin IV 1971年 1. Black dog |
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ZEPの最高傑作である4thアルバム。累計2,000万枚以上売ったヒット作です。タイトルが無いので「フォー・シンボルズ」「ZOSO」など呼ばれることもあったが最終的には「IV」で定着しました。この作品でレッド・ツェッペリンというバンドがようやく完成したと思います。
まずライブの定番曲「Black Dog」は複雑なリフやヘヴィなリフが印象的。プラントのアカペラ部分のボーカルも非常にかっこいい。シンセっぽいギターの音は、ギターを直接ミキシングコンソールに接続して録られたもの。名曲「Rock And Roll」はその名と通り。ストレートでノリが良くライブでは欠かせない曲です。ボーナムのゴキゲンでパワフルなドラムがけっこう耳に残ります。名曲「Stairway To Heaven(天国への階段)」はロック・バラードの金字塔。前半のアコースティック・ギターによる美しいアルペジオの音色は何度聴いても良い。ハードロックへと転調する劇的な展開は何度聴いても興奮させられる。アルバム後半はちょっと影が薄くなるが、「Misty Mountain Hop」「Four Sticks」のヘヴィで独特なギターのリフの曲も良い。
■メンバー |
The Song Remains The Same 邦題「永遠の詩 (狂熱のライヴ)」1976年 「最強盤」のリストになります |
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1973年ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでのライヴ音源。同名映画のサウンドトラックの役割を持っているこのアルバムは長い間バンドの唯一の公式ライヴ作品でしたので、バンドを知るにも貴重な一枚でした。ロバートは喉の手術後だったり、アルバムと映画とでは収録されてる曲が違ったり、編集で臨場感に欠けるなど不満な点はいくつかある。
2007年にリマスタリングされ、未収録曲6曲が加わり「最強盤」として再リリースされましたが、これまたカットされた部分があったりミックスがオリジナルと異なるなどまた不満な点が発生。その後出たBBC音源や「How The West Was Won」と比べるとほんと微妙なライヴ・アルバムだが、聴き所がある限り外せない1枚かと思います。
■メンバー |
BBC Sessions 1997年 [Disc1] |
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ファンがブートレッグで飢えをしのぐ中、突如発表されたのがこのBBC音源。絶頂期の頃なのでロバートの声は好調。重なる曲がいくつかあるが、どれも違った演奏で聴かせてくれるとこはさすがZEP。他のライヴ作品と比べると演奏はラフだがその分パワフル。この作品もまた「How The West Was Won」には劣るが非常に貴重な音源です。
Disc1は音質が良くないのと、ライヴ感が無いのが人によってはちょっと辛いかもしれない。それでも質の悪いブートを聴くよりはいいかと思います。「Communication breakdown」が3曲も入ってたのにはちょっと驚いた。
Disc2はDisc1より音が良くサウンドがヘヴィ。「移民の歌」「ハートブレイカー」は大音量で聴きたくなりますね。ジョン・ポールのベースとボーナムのドラムがいい感じです。
■メンバー |
How the West Was Won 邦題「伝説のライヴ」2003年 [Disc1] |
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大変話題を呼んだ2枚組DVDと同時期に発表され、これもまた話題を呼んだ。1972年6月25日と27日に、カリフォルニアのLAフォーラムとロング・ビーチ・アリーナにて行なわれたライヴの音源。絶好調な演奏だが、非常にヘヴィなサウンドには違和感を感じる人もいるようだが、たぶん今頃出したので今風のサウンドに仕上がったと思う。(よくある録り直しでないことを祈る)演奏がスタジオみたいに丁寧なのでここも確かに怪しい。けど今までのライヴ作品(DVD除く)の中では最高の出来です。
まずは2曲目から4曲目のヘヴィなナンバーが並ぶ。8曲目から10曲目のアコギナンバーが入ってるのも良い点。「Rock 'n' Roll」はやはり喉が好調な時の声が最高ですね。全体的に選曲が良く、初心者はここから入ったほうがバンドの魅力を感じることができるかと思う。
この作品はDVD Audio版(5.1ch)もあるので興味のある方はそちらもぜひ。ZEPのライヴ音源はいろいろと眠ってるはずなので、いつかまた出るといいですね。
■メンバー |
DVD 2003年 [Disc1] |
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ZEPのまともな映像は映画のやつと1969年のスーパーショウでの「幻惑されて」の1曲(このDVDにも入ってます)ぐらいだったと思う。なのでこのDVDの発表は大事件でした。ちょっと前の再結成よりもこの発表のほうが興奮しました。
初期・中期・後期の映像を観ることができ、さらにスーパーショウやその他スタジオ・ライヴの映像など貴重な映像が満載。丁寧な修復作業により綺麗に映像と音声が甦ってます。中期の映像は映画のよりも音がいいです。
様々な視点で観れるようにとブートレッグの映像も効果的に加えられています。映像の無いとこは静止画でカバーしてるが、それでも素晴らしい作品に仕上がってますね。中期の映像は映画には収録されなかったものが観れるのがうれしい。これを観て「狂熱のライヴ」はこのレベルの映像で演出無しにして出してほしいと思った。