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Magnum (マグナム)
Information
イギリスのハードロック・バンド、マグナム。初期はプログレッシブ・ハードなバンドでスタート。時代に合わせプログレ要素を弱めていったが、ドラマティックなハードロックで人気を集めていきました。一度は解散するも復活し、現在も活動中です。
![]() ■メンバー |
Kingdom Of Madness 1978年 [Disc 1] |
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1stアルバム。プログレ色が強く、70年代後半のプログレ・ハードなサウンドです。最近のマグナムやボブ・カトレイしか知らない人は驚くかもしれない。デビュー作ではあるがなかなかの完成度だ。
注目はやっぱメロディック・ハードロックの名曲と言えるタイトル曲の「Kingdom Of Madness」でしょう。ドラマティックでメロディアスな曲なので一度聴いたらそのメロディーは耳から離れない。フルートが入ってるとこが独特ですね。続く「All That Is Real」も穏やかなメロディが素晴らしい。さらに続く「The Bringer」も哀愁メロディで素晴らしい。さらにさらに続く「Invasion」も名曲だ。かなりURIAH HEEPな感じの曲です。ラストを飾る「All Come Together」はこれまたドラマティックな曲で素晴らしかった。
![]() ■メンバー |
Magnum II 1979年 1. Great Adventure |
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2ndアルバム。初期の作品の中ではあまり目立たない作品だが、作風は前作の延長線上でありドラマティックなハードロックだが、一気にストレートになってしまったのが悪かったのでしょう。あとジャケットのデザインの悪さも。
マグナムらしい良い曲はたくさんあるが、決めての曲が無いのが目立たない理由です。もし他の作品を無しとするならば名盤は確実ですので駄作ではないです。他が良過ぎるだけです。
![]() ■メンバー |
Marauder 1980年 1. If I Could Live Forever |
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79年のロンドンのマーキーでのライブ音源です。まだ2ndアルバムまでしか出てなかったころだが、なぜすぐにライブ・アルバムが出たのか聴けばわかる。真の力を発揮してるかのようにスタジオ以上にパワフルだ。テンションも高く多少ハードでクオリティも高いのはさすが。録音状態も良好なので空気がすごく伝わってきます。
選曲は2nd中心。大曲の「In The Beginning」は1stの1曲目でプログレ・ハードな曲。これはスタジオ盤よりいい。最新のCDなら同ライブの音源と82年のライブ音源がボーナスで追加されています。「Great Adventure」「Invasion」や、名曲「Kingdom Of Madness」などが聴けるのが非常にうれしい。
![]() ■メンバー |
Chase The Dragon 1982年 1. Soldier of the Line |
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3rdアルバム。前作はコンパクトになってしまった感があったが、このアルバムでは壮大な雰囲気を取り戻している。アートワークがロドニー・マシューズなのも必見。このアルバムは後の名盤「On A Storyteller`s Night」と似た作風で、完成度も匹敵します。
まず「Soldier Of The Line」はハードかつメロディックでプログレ的な部分もあるドラマティックな曲。ボブの力強い歌声がかっこいい。続く「On The Edge Of The World」はポップだがメロディアスで悪くない。「The Spirit」はアコギやチェンバロを使った非常にメロディアスなミドル・テンポの曲。メロディーが美しいので非常に心に響く。「Sacred Hour」はイントロのピアノのメロディーが凄く泣ける。ボーカルが入ってさらに泣ける。曲の展開がプログレ的でドラマティック。名曲だけあって非常にすばらしい曲です。「We All Play The Game」はプログレ・ハードな曲で、プログレのキャメルっぽい曲だと思う。「The Teacher」はシャッフル・ビートのハード・ロック。中間のプログレ・ハード的な展開の部分はなかなかメロディック。「The Lights Burned Out」はピアノ主体のバラード。メロディアスで爽快な曲なので後味スッキリ。
![]() ■メンバー |
The Eleventh Hour 1983年 1. The Prize |
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4thアルバム。名盤と名盤の間に挟まれた作品なので存在が若干薄いアルバムです。でもこれもなかなか素晴らしい作品なので必聴です。アートワークは引き続きロドニー・マシューズ。
美しいアコギで始まる「The Prize」はマグナムらしくなかなかメロディック。「Breakdown」は映画のテーマ曲っぽい悲しげな曲。ボブの力強い歌いっぷりがなかなか素晴らしい。「The Great Disaster」はイントロのハーモニックなギターがカッコイイ疾走曲。アコギで始まる「Vicious Companions」や「So Far Away」もなかなかドラマティック。「Hit And Run」はちょっと一息ポップナンバー。「One Night Of Passion」はメロディアスでクールな曲。「The Word」はピアノをメインにした爽やかなバラード。こういう曲でのボブの声はやっぱ素晴らしい。「Young And Precious Souls」は元気のよいプログレ・ハードな曲。ラストの「Road To Paradise」は英国らしい哀愁漂うマグナムらしい曲だが、ちょっとトライアンフの曲に似てる気がする。
![]() ■メンバー |
On a Storyteller's Night 1985年 [Disc 1] |
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5thアルバム。ドラマティックでメロディアスハードな路線へと変えてから、ここでついに完成。英国らしい荘厳な曲からちょっとポップな曲もあるが統一感がある。名盤中の名盤だけあって完成度は高く、捨て曲無しの最高の英国メロディック・ハードロックです。
まず「How Far Jerusalem」は壮大なイメージのイントロで始まるドラマティックな曲。メロディアスで英国らしい哀愁が漂っている。「Just Like an Arrow」はハードポップなナンバー。適度にポップでメロディアスなとこが絶妙。この曲はカナダのWhite Wolfにカヴァーされてます。タイトル曲「On a Storyteller's Night」と「Before First Light」はこれまた哀愁たっぷりのメロディアス・ハード。「Les Morts Dansant」はこれも哀愁たっぷりでなかなか美しいバラード。「Endless Love」のギターリフはなかなかかっこいい。どの曲もそうですがサビのメロディーが心にすごく響きますね。「Two Hearts」はキーボードの音がファンタジック。「Steal Your Heart」はちょっと明る過ぎて浮いてるような気がする。終曲「The Last Dance」はピアノとキーボードだけをバックにしたバラード。
![]() ■メンバー |
Princess Alice And The Broken Arrow 2007年 1. When We Were Younger |
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起死回生の1枚。発売前から久々にロドニー・マシューズを起用したジャケ絵を見て期待してたのだが、裏切ることなく黄金期に近いサウンドが復活しているのはファンにはうれしいこだろう。ドラマチックでメロディックなHR/HMですが、歳のせいか落ち着いた感じです。TENのメンバーをバックにしたソロ活動が無かったら多分このサウンドにはならなかったかも?。
![]() ■メンバー |
Into The Valley Of The Moonking 2009年 1. Intro |
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前作で原点回帰に到達しましたが、この作品では肩の力を抜いた雰囲気で、また違った魅力を引き出したと思います。爽やかで明るいメロディーがあったりするが、マグナムらしいドラマティックな哀愁ハードロックも健在。全体的になかなかウェットでメロディアスな作品に仕上がってます。マグナムの作品の中ではこれも上位に来てもおかしくない出来ですね。
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