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Metal Church (メタル・チャーチ)
Information
アメリカ、シアトル出身のヘヴィメタル・バンド。USパワーメタルを代表するバンドのひとつで、スラッシュ手前のパワーメタルサウンドと、デヴィッド・ヴェインのハイトーンなボーカルの組み合わせはかなり強烈。後任ボーカルのマイク・ハウもパワフルな歌声で高い評価を得ている。
![]() ■メンバー |
Metal Church 1985年 1. Beyond the Black |
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1stアルバム。アメリカのバンドだが英国的な正統派ヘヴィメタルです。故デヴィッド・ヴェインの強烈なハイトーンとネチッこい歌い方のボーカルがなかなか強烈。非常にインパクトの強いデビュー作です。
まず「Beyond The Black」はややドラマティックな展開を見せるミドル・テンポ曲でバンドの代表曲のひとつ。続く「Metal Church」もまた代表曲のひとつで、ミドル・テンポだがギターは高速なリフを刻む。シンプルだがインパクトがあっていい曲です。「Merciless Onslaught」はインスト曲だが、なんとリフ重視というとこがメタル・チャーチらしい。ソロ的な音もあるが、これは全部リフのみでもいいと思う。「Gods Of Wrath」はハードロック・バラード。クリーンなボイスのデヴィッドもまたいい。疾走曲「Hitman」はNWOBHMを臭わすような曲で、荒々しいとこもいいがサビでの若干の哀愁がいい。ラストの「Highway Star」はDEEP PURPLEの名曲かヴァー。当時はまだDEEP PURPLEの曲をカヴァーすることは珍しかったらしいです。大胆にパワーメタルなアレンジになってます。デヴィッドのハイトーンが凄まじい。
![]() ■メンバー |
The Dark 1986年 1. Ton of Bricks |
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1stと並んで名盤と言われる2ndアルバム。疾走曲ではスラッシーなリフが増えより攻撃的になったが、アルバム全体的に曲がストレートになったのは少し残念。1stと合わせて聴くべし。
「Ton Of Bricks」や「Psycho」が強烈だが、個人的にはジューダス・プリーストっぽい「Over My Dead Body」がお気に入りです。あと展開がなかなか激しい「Line Of Death」もリフやツイン・リードがカッコイイ。「Western Alliance」でのデヴィッドのブチギレボーカルもかなり凄まじい。
![]() ■メンバー |
Blessing in Disguise 1989年 1. Fake Healer |
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3rdアルバム。デヴィッド・ヴェインが脱退し、マイク・ハウが加入。デヴィッドのような強烈な個性はないものの、ストレートでパワフルなボーカルです。あとギター1人がカート・ヴァンダーフーフからジョン・マーシャルに交代してます。
まずは正統派なミドル・テンポ「Fake Healer」はメタル・チャーチらしくねちっこくパワフルな曲だが、マイクのボーカルは埋もれることなく素晴らしい声を聴かせてくれます。「Of Unsound Mind」はJUDAS PRIESTのような疾走曲で、メタル・チャーチ版ペインキラーな感じがします。「It's A Secret」はインスト曲でメタル・チャーチらしいギターのリフの嵐です。
![]() ■メンバー |
The Human Factor 1991年 1. The Human Factor |
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4thアルバム。初期の荒さはやや薄まりストレートで引き締まったサウンドになったと思う。マイク・ハウ在籍時の作品の中では一番評価された作品で、最高傑作という声は多い。
タイトル曲「Human Factor」はヘヴィでアメリカらしいヘヴィメタル。「Date With Poverty」は今までに無かったややリズミカルでポップな要素のある曲。「Final Word」は正統派サウンドな疾走曲で、JUDAS PRIESTっぽくてなかなかカッコイイ。「In Harm's Way」はドラマティックな展開を見せる曲で、後半の哀愁あるメロディーで鳥肌が立つ。これは密かに名曲です。後半は初期のような曲を聴かせてくれますが、前半の新機軸な曲のほうがインパクトありますね。
![]() ■メンバー |
Hanging In The Balance 1994年 1. Gods of a Second Chance |
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5thアルバム。グランジ・ブームの波によるせいか契約を失い、マイナーなレーベルからのリリースとなったこの作品は時代の波に飲まれることなく正統派を貫いている。この作品はそれまで以上に楽曲の幅を広げて勢いもまだまだあるが、時代の波のせいでバンドはここで一旦解散。さらにマイク・ハウが音楽から離れてしまったのが非常に残念です。
まずはメタル・チャーチらしいミドル・テンポ曲「Gods Of Second Chance」。「Losers In The Game」は珍しくメロディアスな疾走曲で、イントロのメロウなアルペジオがなかなかいい。1980年代的な香りの残る疾走曲「No Friend Of Mine」はストレートでこれもメロディアスな部分がある。後半も正統派の意地を感じさせる曲が多い。
![]() ■メンバー |
Live 1998年 1. Ton of Bricks |
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1986年ダラスでのライブ音源。凄まじく恐ろしいほどテンション高い演奏を収めた音源で、デヴィッド・ヴェインのボーカルもライブではさらに強烈。
疾走曲の名曲1, 2, 6。正統派らしいミドル・テンポの名曲5, 8, 9。ラストはディープ・パープルの名曲10と選曲が非常に良く、最初から最後まで圧倒されます。これぞ真のパワー・メタルと言える内容ですね。この後に出たオリジナル・メンバーによる再結成アルバムではデヴィッドの声はボロボロでした。
![]() ■メンバー |
Generation Nothing 2013年
1. Bulletproof |
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ベテランの意地を見せつけた再復活作。原点回帰を計ったサウンドは1980年代的で、メタルチャーチのサウンドかというと、ちょっと違う気がするがそれでも近年の作品の中では素晴らしい出来です。
オリジナルメンバーがカート・ヴァンダーフーフしかいないので、これをメタル・チャーチと認めないと言う人もいるだろうが、これを見逃してしまうのは非常にもったいない。理想的なメタル・サウンドです。
近年のメタルチャーチを支えてくれたロニー・マンローのボーカルはこの作品でも非常によくやってくれたが、2014年に脱退。なんとマイク・ハウが復帰すると発表。また素晴らしい声を聴かせてくれること期待する。