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更新履歴
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- 2023/03/25
- Laaz Rockit に「Taste Of Rebellion」を追加。
- 2023/03/21
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- 2022/11/25
- 日本のロックに Spectrum を追加。
- 2022/11/20
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- ロックに Taste を追加。
- 2022/10/31
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- 2022/10/30
- サイトの改修を行いました。
- 2019/2/17
- White Lion に「Fight To Survive」を追加。
- 2017/4/30
- ロックに Black Widow、Grand Funk に「Closer To Home」を追加。
- 2017/4/23
- Moody Blues に「Days Of Future Passed」、Riot に「Born in America」を追加。
- 2016/9/18
- 44MAGNUM に「The Live / Four Figures」を追加。AORに GTR を追加。
- 2016/6/5
- The Who に「Live at Hull 1970」、BABYMETAL に「Metal Resistance」を追加。
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The Moody Blues (ムーディー・ブルース)
Information
イギリスのロック・バンド、ムーディー・ブルース。メロトロンやシンセサイザーなどを使用したり、オーケストラを導入するなどプログレッシブ・ロックの先駆けとなったバンドです。基本はR&B系なバンドですので、イエスやキング・クリムゾンなどのような複雑な展開は無いです。
![]() ■メンバー |
Days Of Future Passed 1967年 1. The Day Begins |
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2ndアルバム。メロトロンやシンセサイザーといった電子楽器を取り入れ、さらにオーケストラとも共演するなどプログレッシヴ・ロックの先駆けとなった作品です。バンドのサウンドとオーケストラのサウンドがうまいこと繋がっており、世界観のあるロック・ミュージックを作り出すことに成功している。
6曲目の『サテンの夜』は名曲中の名曲で、バンドが有名になった頃にはさらに人気を上げ大ヒットしました。ウェットなメロディと悲しげなメロトロンの響きが最高に染みる。間奏のフルートがまた良くてさらに後半はオーケストラによる演奏となり息を飲むほど感動的な大作となっている。2曲目『Dawn: Dawn Is A Feeling』もなかなかの哀愁メロディで、『サテンの夜』に一歩及ばないがこれも名曲で強力です。
曲調は古臭いとこがありますが曲ひとつひとつの出来は素晴らしく、バンドが作り上げたこの世界観とメロディは今聴いても感動を与えてくれるはずです。60年代の作品ですが音質が凄く良いので、LPレコードやハイレゾ音源で聴くことをおすすめします。
![]() ■メンバー |
To Our Children's Children's Children 邦題「子供たちの子供たちの子供たちへ」1969年 1. Higher and Higher |
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4thアルバム。この頃の作品のなかでは一番叙情的で幻想的な感じだと思う。寂しげなメロトロンの響きや映画のサントラ的な展開が後のプログレッシヴ・ロックを想わせる。ちょっと古くさいロックの色が残ってるが、捨て曲無いので最初から最後までしっかり聴きたくなる。
おすすめはメロトロンの音色の濃い「Gypsy」。緊張感があり展開はプログレ的。あと非常に叙情的な「Candle Of Life」はメロディーがなかなか美しくていいですね。
全体的に薄暗いが美しいメロディーとコーラスが響き渡ってて時代をすごく感じさせる作品だが、ムーディー・ブルースの作品の中では私は一番この作品が好みです。
![]() ■メンバー |
Every Good Boy Deserves Favour 邦題「童夢」1971年 1. Procession |
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6thアルバム。バンドの代表作で最高傑作とも言われ、英米で大ヒットし日本でもヒット。「The Story In Your Eyes」もシングルとしてヒットした。全体的に統一感、完成度が高いので、ムーディー・ブルースを知るにまず最初に手に入れて欲しい一枚です。
まだ1960年代的なサウンドが残るものの、見事なコーラス、アンサンブルはやはり絶品。聴き所は「The Story In Your Eyes」ではなく、作品のラストを飾る「My Song」だ。幻想的で劇的な展開があり、映画のサントラかと思えるほど。これぞプログレッシヴ・ロックと言えるものだ。
![]() ■メンバー |
Seventh Sojourn 1972年 1. Lost In A Lost World |
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初期ムーディー・ブルースの最後となった7thアルバム。メロトロンの使用はこれが最後となる。このアルバムはどうやら賛否両論のようですが、完成度もほかの名盤と比べてすごく劣るわけでもないのでこれも名盤だと思います。
1曲目はメロトロンの美しい響きが心に染みる叙情的でドラマティックな曲。ボーナストラックに入ってるインストバージョンも必聴です。2・4 ・6曲目はフォーク寄りでこれまたメロディアス。押し寄せてくるメロトロンの音がたまらない。メランコリックな7曲目でのメロトロンの音は非常に深みのある音で、曲のメロディーも哀愁があって非常に素晴らしい。泣きのギターもぐっときます。揺らめく感じの音がとても幻想的です。
賛否のある8曲目が最後の曲となる。ムーディー・ブルースの殻を破った瞬間であり、終わりと始まりを示したかのような曲です。曲調はけっこう緊張感のあるハード寄りの曲で、けっこう怒濤な演奏です。