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更新履歴
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- 2023/04/16
- メロディアスハードに Survivor を追加。
- 2023/03/25
- Laaz Rockit に「Taste Of Rebellion」を追加。
- 2023/03/21
- 日本のロックにPageant を追加。
- 2022/11/25
- 日本のロックに Spectrum を追加。
- 2022/11/20
- Onslaught に「Sounds of Violence」を追加。
- 2022/11/13
- ロックに Taste を追加。
- 2022/10/31
- Kate Bush の「Never for Ever」を追加。
- 2022/10/30
- サイトの改修を行いました。
- 2019/2/17
- White Lion に「Fight To Survive」を追加。
- 2017/4/30
- ロックに Black Widow、Grand Funk に「Closer To Home」を追加。
- 2017/4/23
- Moody Blues に「Days Of Future Passed」、Riot に「Born in America」を追加。
- 2016/9/18
- 44MAGNUM に「The Live / Four Figures」を追加。AORに GTR を追加。
- 2016/6/5
- The Who に「Live at Hull 1970」、BABYMETAL に「Metal Resistance」を追加。
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Riot (ライオット)
Information
アメリカのヘヴィメタル・バンド、ライオット。結成は1975年と古くから活動してるバンドで、ヘヴィメタル・ブーム初期を代表するバンドのひとつです。ツイン・リードギター編成によるメロディックなHR/HMが魅力的で、独特なリフやメロディーは「ライオット節」と呼ばれてます。
![]() ■メンバー |
Rock City 邦題「怒りの廃墟」1977年 1. Desperation |
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1stアルバム。ヘヴィメタル的なとこはあるが、全体的に明るいハードロックという印象がある。この作品の誕生はアメリカにヘヴィメタルが産声をあげた瞬間かもしれない。
どれも単調な曲だが、唯一光ってるのが名曲「Warrior」です。カラッとしたイントロのギターリフが独特だが、メロディアスな疾走曲です。メロディアスなツイン・リード・ギターはとてもヘヴィメタル的。ガイ・スペランザの艶やかなボーカルも良く、名曲中の名曲と言えるでしょう。後に日本語の別の歌詞にしてタイトルは「バイ・バイ・ボーイ」としてアイドル歌手の五十嵐夕紀が歌いました。
![]() ■メンバー |
Narita 1979年 1. Waiting for the Taking |
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2ndアルバム。今亡きガイ・スペランザ在籍時の中では一番好きなアルバムです。今でもライブでやる曲も多く、なかなかの名曲揃いです。歴代ボーカルの中ではトニー・ムーアが最強でも、やっぱガイの声が一番と感じさせられる作品です。
「49er」「Kick Down the Wall」は今じゃ古臭いかもしれないがとてもパワフルでヘヴィな曲。タイトル曲で成田闘争をテーマにした「Narita」は名インスト。テンション高く非常に耳に残りやすいメロディは最高です。「Road Racin'」はシンプルな疾走曲だがカッコイイ。ガイの声で聴くとすごく熱くなりますね。
![]() ■メンバー |
Born in America 1983年 1. Born in America |
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5thアルバム。ボーカルがレット・フォリスターになっての2作目。エレクトラ・レコードとの契約が切られたためカナダのインディーズ・レーベルからの発売となりました。前作よりも存在が薄い作品ですが、こちらは密かに楽曲の出来が良くレットとのボーカルにもマッチしており、ライオットらしいメロディの多い作品になっています。
アルバム中で良く出来てると思うのは2曲目「You Burn In Me」。ウェットなメロディのライオットらしい曲で、ここでのレットの声がとてもいい感じに響いている。ギターには泣きやツインリードがあるのも素晴らしい。
「Heavy Metal Machine」はちょっとジューダス・プリーストを意識したかのような曲だ。「Devil Woman」はクリフ・リチャードのカヴァーで、どこかで聴いたことあるなと思ったらイギリスのSHYが「Excess All Areas」でカヴァーしてました。「Wings Of Fire」はレット期特有の荒々しい曲だが、サビはウェットなメロディで「Fight Or Fall」に似ている。
名曲と言えるものはちょっと無いかもしれないが、やはりライオット節が聴けるということで重要なアルバムのひとつと言えます。これを聴けばレット・フォリスターの印象も変わるかと思うのでぜひ聴いて頂きたい。
![]() ■メンバー |
Riot Live 1989年 1. Intro |
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ガイ・スペランザ在籍時のライブ音源で、1980年のモンスターズ・オブ・ロックと1981年のハマースミスのライブが聴けます。音質もいいのでRIOTファンなら絶対手に入れるべきアルバムです。
「ROAD RACIN」「WARRIOR」「NARITA」など初期の名曲がたっぷり聴け、さらにオリジナルよりパワフルでテンションも高い。歌詞をちょっと変えた「TRAIN KEPT A ROLLIN」があったりとけっこう貴重なライブです。
![]() ■メンバー |
Thundersteel 1988年 1. Thundersteel |
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起死回生となったアルバム。名盤中の名盤と言われる程でこれを聴いたら完全ノックアウト間違い無し。ボーカルは強烈なハイトーンの声の持ち主トニー・ムーアを迎え、さらにテクニカルなドラマー、ボビー・ジャーソンベクを迎えてる。アルバムはけっこうパワー・メタルな内容なので、それまでの作品と比べると驚く。HELLOWEENの名盤に匹敵するんじゃないかと思います。
まずタイトル曲「Thundersteel」は強烈なパワー・メタルの名曲。メロディー、パワー、インパクト、どこを見ても完璧です。音の嵐です。この1曲のためにアルバムを買っても損は無いはず。「Fight Or Fall」はちょっと地味になるがこれもなかなかな疾走曲。「Sign Of The Crimson Storm」はレインボー風なヘヴィなミドル・テンポの曲。なかなかメロディックでいい曲です。「Flight Of The Warrior」はメロディックな疾走曲。これもパワー・メタルな曲でカッコイイ。続く「On Wings Of Eagles」もパワー・メタル。サビのメロがけっこう美しいメロディックな曲です。「Johnny's Back」は正統派らしい三連符の疾走曲。暗めでメロディックな曲でサビのメロがこれまたいい。「Bloodstreets」はバラード寄りの曲でメロディーがなかなか美しい曲です。
![]() ■メンバー |
Inishmore 1998年 1. Ride Hard Live Free |
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ボーカルにマイク・ディメオが加入して3作目となるこの作品は非常にメロディアスなヘヴィ・メタルに仕上がっている。アイルランドの悲劇的な歴史を題材にしたコンセプト・アルバムで、RIOTの作品の中では一番ドラマティックな作品になってます。ドラムに脱退してたボビー・ジャーソンベクが復帰してます。マイク・ディメオ在籍時は評価が低かったが、この作品だけは完璧だと思います。
まずはサントラな雰囲気のイントロに続き「Angel Eyes」はライオットらしい疾走曲で、イントロのリフやツイン・リードがなかなか良い。ソロもツイン・リードで攻めている。これは名曲です。歌メロもなかなか美しいがコーラスがいて良かったな。「Liberty」も「Angel Eyes」に並ぶなかなかメロディックな疾走曲。「Kings Are Falling」は80年代的で正統派な曲。オーソドックスなリフと、所々でメロディックなとこはRIOTらしい。
「The Man」はストレートな疾走曲。レインボーの影響を感じさせるような曲ですね。哀愁のあるメロディーはなかなかいいです。「Watching The Signs」は明るめでメロディアスなミドル・テンポの曲。クイーンっぽい雰囲気がありますね。
「Should I Run」はかなりレインボーっぽい疾走曲。このアルバムの中ではちょっと地味かな。「Cry For The Dying」も疾走曲。ちょっと疾走曲が多いので退屈してしまうかもしれないが、これはなかなかメロディーが良い。「Gypsy」はまた疾走曲。しかしこの曲はこのアルバムのなかでは上位に位置するなかなかの曲です。メロディーは哀愁がたくさんあっていいです。
10曲目から12曲目はこのアルバムのエンディングとなる曲。「Inishmore (forsaken Heart)」は静かなバラードで続く「Inishmore」はツイン・リードを活かした美しいメロディーのインスト曲。壮大なイメージのある曲でなかなか素晴らしいです。最後は穏やかなインスト曲「Danny Boy」で幕を閉じる。
![]() ■メンバー |
Unleash The Fire 2014年 1. Ride Hard Live Free |
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中心人物であったマーク・リアリの死を乗り越え復活。トニー・ムーアも健康上に問題があるようで脱退し、新たにトッド・マイケル・ホールが加入した。この人はトニー・ムーアに似たタイプでなかなか良いハイトーンを持っている。新しいギタリストはマイク・フリンツの元生徒のニック・リー、残念ながらボビー・ジャーゾンベクも参加しておらずドラムは「ARMY OF ONE」で参加してたフランク・ギルクライストが加入。
曲の多くはドン・ヴァン・スタヴァンが書いており、パワーメタル系が得意なためか作品は「THUNDERSTEEL」に近いものとなった。曲がかなり欧州的になり、RIOTらしさはちょっと薄まった感じだが完成度がどれも高く、マークをリスペクトした曲や日本公演について書かれた曲などもありファンには嬉しい内容だ。これからもRIOTからは目が離せない。