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Rush (ラッシュ)
Information
カナダのプログレッシブ・ハードロック・バンド、ラッシュ。トリオ編成のバンドで、パワフルでテクニカルな演奏が得意とし、時代に合った形に変化しつつも本質をまったく壊さないその実力には驚かされます。
■メンバー |
2112 邦題「西暦2112年」1976年 1. 2112 |
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70年代のプログレ期の最初の大作。名盤と呼ぶ声も多く、唯一メタリックな作品でもあります。スペイシーなタイトル曲「2112」にやはり尽きますね。20分の大曲で、メタリックなギターとゲディ・リーのヒステリックなハイトーン・ボーカルはとても強烈。ここからしばらくバンドは大作主義に走ります。
■メンバー |
All The World's A Stage 邦題「世界を翔けるロック」1976年 1. Bastille Day |
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名盤「2112」発表後のライヴです。音質はまあまあだが、スタジオと違ったパワフルな演奏が聴けます。アルバム「2112」からは名曲「2112」と「Something For Nothing」。ツェッペリンの影響の濃い1stの曲もいくつか入っており、それをニール・パートのドラムで聴けるのはうれしいですね。
アルバム全体的に暴れてる感があるものの、しっかり整った演奏で最高のプレイが聴けます。初期の頃ということでとても貴重な音源ですね。
■メンバー |
A Farewell To Kings 1977年 1. Farewell to Kings |
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RUSHが最もプログレな時期だった70年代後半。大作「2112」も凄かったのだが、このアルバムの「XANADO」や「CYGNUS X-1 BOOK I -VOYAGE-」も素晴らしい。構成は素晴らしいし、テンションも盛り上がるとこでは凄まじい。約10分間があっという間のようだが、これ以上やったら死んじゃうでしょと思うほどの勢い。
アルバム全体でもまとまあり感があり、程よくPOPでメロディック。難しいことやってても聞き手はリラックスして聴けるので、前作よりは聴きやすいと思います。しかし、このアルバムが大作主義を終わらせるきっかけとなったのは残念。次作の構想がないのに「つづく」とやってしまったので非常に苦しんだとか。なんとか次作はちゃんと続編になっております。
■メンバー |
Permanent Waves 1980年 1. Spirit of Radio |
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大作で苦しんだ結果、80年代のRUSHはポップでプログレ度低めな作風でスタート。しかし結局はRUSHらしいテクニカルが満載で楽しめたりします。作風変わってもRUSHはRUSHですね。人によってはこのアルバムを嫌う人がいるかもしれませんが、よく聴けば捨て曲無しの名盤だと気づくはずです。
「The Spirit Of Radio」はライヴでも定番なポップでちょっとロックンロールな曲。キャッチーなメロディーで聴きやすく、レゲエを取り入れたりとユニークな曲です。「Freewill」のソロでのインプロヴィゼーションは流石。「Jacob's Ladder」はプログレなほうですね。大半がインストで展開されます。イントロのメロが印象的な「Entre Nous」は地味かもしれないが惹きつけられるメロディーがありますね。バラード系の「Different Strings」は幻想的な雰囲気が漂っている。「Natural Science」だけは非常にプログレな曲。10分近い大曲で、緊張感があり展開も良い。ニール・パートの力強いドラムは聴き所。
■メンバー |
Moving Pictures 1981年 1. Tom Sawyer |
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1980年代の最高傑作と言われる作品。再びプログレ色が強まった感じがするが複雑でなく適度にポップです。前半に良曲が集まり過ぎて後半の印象が薄い気がします。後半は次の手を探ってる感じがしますね。
スペイシーなシンセで幕を開ける「Tom Sawyer」は非常に印象に残る曲。所々がテクニカルです。「Red Barchetta」はポップな曲だがこれも所々がテクニカル。よく聴けばニールのドラミングが凄いことに気づくはずです。「YYZ」は名インスト曲。3人のテクニックがぶつかり合う壮絶な曲です。「Limelight」はメロディアスでキャッチーな曲。穏やかなので寝る前に聴きたくなります。
■メンバー |
Exit...Stage Left 邦題「ラッシュ・ライヴ〜神話大全」1981年 1. Spirit of Radio |
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節目のライブ第2弾。音質はイマイチだが中身は最高。「A Farewell To Kings」から「Moving Pictures」までを中心に選曲されてます。けっこう忠実に演奏してるのでちょっとベスト・アルバム聴いてるような感じがします。聴き所は「YYZ」のニール・パートのドラム・ソロ。怒濤のドラミングにスッと曲に戻るとこにけっこう感動しますね。
■メンバー |
Grace Under Pressure 1984年 1. Distant Early Warning |
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ロック色が後退してしまった9th「Signals」を反省してかギターが再び前面に出てきており、名盤「Permanent Waves」に近いサウンドに戻りつつも確実に進化してます。アルバム全体がそれまでに無いけっこうメロディアスなメロディーがあり、シンセの都会的でひんやりしたサウンドが包みこんでるような感じがします。
曲はどれも5分前後で適度なプログレ色もあり1曲1曲が非常に濃厚。ポップな要素があるものの明るくなくどこかダークで緊張感のある雰囲気が漂っている。ちょっと不思議な感覚です。アルバム全体捨て曲無しでこれも名盤と言える素晴らしい作品のひとつです。
■メンバー |
Power Windows 1985年 1. Big Money |
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80年代初期からポップ路線になってきたが、それをさらに押し進めた作品で、産業ロックのような雰囲気になったがRUSHらしいテクニックが満載。キーボードの音色が強く都会的でひんやりした感じはなかなかいい。
1曲目「The Big Money」は非常にキャッチーな曲で、このアルバムの方向性を示してますね。RUSHらしくどこから出てくるのかわからないメロディーの洪水です。ゲディー・リーのベースはかなりブンブン言ってるが、そんな感じでライヴでは弾きながらしっかり歌えてるのは凄い。とくに「Marathon」のプレイは凄い。
■メンバー |
Hold Your Fire 1987年 1. Force Ten |
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エレクトリック期の最後を飾る作品。適度にポップでどこか暗く冷たい雰囲気が漂う作品です。親しみやすいメロディーがあるので非常に聴きやすい。ラッシュにしては非常にシンプルだが、テクニカルな部分もしっかりあります。
この頃はどれも異色に思えるが、ラッシュらしさがしっかり残ってるのがおもしろい。この辺を聴くとラッシュはプログレという枠に収めておくのはもったいないと思いますね。
■メンバー |
A Show Of Hands 邦題「ラッシュ・ライヴ〜新約・神話大全」1989年 1. Intro |
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節目のライブ第3弾。「Signals」から「Hold Your Fire」までのエレクトリック期を中心とした選曲です。映像作品も出てますのでそちらを見るともっと衝撃を受けるかもしれません。音質も良く内容も非常に良いライブ・アルバムです。
ゲディ・リーはマルチ・プレイヤーなので歌いつつ様々な楽器を操る姿が見れます。あと複雑なベースラインを弾きながら歌うというのも凄い。ニール・パートのドラム・ソロ曲もあるのでそれも聴き所ですね。
■メンバー |
SNAKES&ARROWS 2007年 1. Far Cry |
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ラッシュは常に変化するバンドです。前作はパワー爆発な感じでしたが、今作は落ち着いてて暗めの雰囲気が漂っています。アコギがけっこう目立っていて、ルーツであるツェッペリンのような感じもチラチラとありますが、原点へ戻った感じはなくやっぱ進化という感じはさすがRUSHですね。
目立った曲は無いが、全体の出来は前作を超えてると思う。RUSHは予想は裏切られるが、クオリティや完成度など期待は絶対裏切らないやっぱ凄いバンドですね。デビューから30年ほど経つのに、さらに違う世界を見せてくれるRUSHはこれからも注目です。