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Shy (シャイ)
Information
イギリスのメロディアスハード・バンド、シャイ。ハイトーンなボーカルのトニー・ミルズと、スティーヴ・ハリスのテクニカルでメロディアスなギターが素晴らしく、とくに3rdアルバム「Excess All Areas」はメロディアスハードの名盤として名高い。
■メンバー |
Once Bitten...Twice Shy 1983年 1 Deep Water |
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EBONY RECORDSからのデビュー・アルバム。一時期、幻の1stとしてかなりの高値が付いてたらしいが、その後NEAT METALがCD化。けどこのCDの音はLP盤から録音したような感じがするが、もとからこんな音質だったのだろうか?。そこは残念だがバンドは既に完成されてたことが確認でき、名曲もあるので非常に貴重です。EBONYとしては珍しくメディアス・ハードなバンドで、ここから出たバンドの中では数少ない成功したバンドのひとつです。
まず1曲目は超名曲と言っていいほど哀愁メロディアスな曲です。トニーの透き通るようなボーカルとスティーヴのなかなかテクニカルなギターが素晴らしい。2ndのボーナストラックにも収録されてるが、そちらのほうが音質が良い。ポップな曲が続くが、スティーヴが華麗なソロに助けられてる感じがする。6曲目はSHYらしい少し影のある哀愁曲でこれはなかなか素晴らしい。
7曲目はバンドの代表曲である名バラード曲。非常に美しく透き通るようなメロディーが素晴らしい。スティーヴの泣きのソロですごくグッとくる。この曲は2ndで再録されてるので聴き比べてみるとよいでしょう。8曲目はAOR風な曲だがこれもなかなか美しい曲で、トニーのソフトなボーカルが耳に心地よい。
■メンバー |
Brave The Storm 1985年 1. Hold on (To Your Love) |
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2ndアルバム。まず1曲目「Hold On」はアメリカ市場を意識してか変に明るくポップ過ぎる。これはちょっと印象が悪い。続く「My Apollo」はこれぞシャイらしい哀愁のあるハードロック。「Reflections」は1stに収録されてた名曲バラードのリレコーディング。トニー・ミルズの深みのあるボーカルとスティーヴ・ハリスの泣きのギターが素晴らしい。後は3rdアルバムに入っていてもおかしくない曲がずらりと並んでいる。頭の曲だけ雰囲気を壊してるので、それが無ければ非常に良いアルバムだと思います。
リマスター盤のボーナストラックには1stのトップを飾る名曲「Deep Water」や、隠れた名曲「Behind Closed Doors」のライブ音源等が収録されてます。「Behind Closed Doors」の哀愁メロディーにはやられますね。
■メンバー |
Excess All Areas 1987年 1. Break Down the Walls |
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80年代メロディアス・ハードの超名盤3rdアルバム。メロディックで透明感のあるハード・ポップな感じでよくTNTと比較されてるようです。トニー・ミルズのハイ・トーンとスティーブ・ハリスのなかなかテクニックのあるギターは非常に素晴らしい。このアルバムの特徴はキーボードが全面に出ていて、これが特に透明感を出してると思います。リマスター盤にはボーナストラックが3曲、12インチからのものが収録されており、これまた必聴の曲です。
1曲目「Emergency」は名曲!サビは一度耳にしたら頭から離れないはずです。中盤「Break Down The Walls」「Under Fire」ここらへんがけっこうお気に入り。「Talk To Me」はSHYらしい1曲で、ウェットな雰囲気です。「When The Love Is Over」はトニーのハイ・トーンが心に響き渡ります。最後の曲「Telephone」もトニーのハイ・トーンが響きます。パワフルでSHYらしい曲で、最後の曲にふさわしい曲です。
■メンバー |
Let the Hammer Fall 1999年 1. Let the Hammer Fall |
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シャイの再結成アルバム。ボーカルのトニー・ミルズが復帰し、再びSHYらしいサウンドが復活してます。再結成は嬉しいのだが、アルバムがNEAT METALから出てるためか音質が悪いです。9曲目から音質が変わってたりもする。まあしかしそれがかえって80年代的な雰囲気をだしている感じがします。
1曲目のタイトル曲は「Misspent Youth」(89年)に収録されてた「Shake The Nations」のリメイク。だがこの1曲目と2曲目は普通のハード・ロック寄りなので浮いてしまっている。この曲以降はSHYらしいメロディアスな曲が続きます。
「Maybe Tonight」は美しいバラード曲。キーボード中心の演奏と、トニーの甘い声が非常に心地良い。「Showdown」はメタル寄りの疾走感のある曲。非常に80年代的な曲でかっこ良い。スティーヴ・ハリスのギターは相変わらずテクニカルで素晴らしい。「Time After Time」はボンジョビっぽい曲でサビがキャッチー。「Standing In The Line Of Fire」はけっこう名曲「Emergency」に近い曲で、ハードだが透明感のあるサウンドです。「Love Is Just Another Word」は1曲目と同じ「Misspent Youth」からの曲で、「After The Love Is Gone」のリメイク。これは非常に美しいバラード曲です。
アルバム全体メロディアスでほどよくポップ、ほどよくハードでほんとSHYらしい曲ばかりです。NEAT METALでなかったらもっと素晴らしい結果がでたかもしれませんね。
Unfinished Business 2002年 1. Skydiving |
7thアルバム。この作品は落ち着いた感じのメロディアスハードになってます。まず「Skydiving」は正にタイトル通りの雰囲気。爽やかなサウンドで聴いてて非常に気持ちが良い。スティーヴ・ハリスのテクニカルなギターソロには鳥肌が立つ。1980年代を思わす疾走曲「Breakaway」はゲイリー・ムーアの名曲っぽい。その他の曲もクオリティが高くてメロディアス。この作品は間違いなく「Excess All Areas」と並ぶ名盤です。
■メンバー |
Sunset & Vine 2004年 1. High Time |
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トニー・ミルズ脱退前の8thアルバム。前作の延長線上な雰囲気だが、どこか悲しく重い雰囲気がある。メロディーは切なくて美しく、泣き所は多いです。これは哀愁メロディアスハードな名盤ですね。