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特集9:FOSTEX 「かんすぴ」を作ってみた。
PC用オーディオとして前から気になってた「かんすぴシリーズ」を購入してみました。ユニットをボックスに付けるだけと簡単で初心者向けです。価格はユニット「P800K」×2個とボックス「P800-E」2個で5,000円ぐらい。専用的な小型アンプ「AP05」とセットで1万円ぐらいになります。オンキョーのパワードスピーカーなんかもいいかもしれませんが、自作はユニットやケーブルを交換する楽しみがありますのでこれに決めました。
■スピーカーユニット「P800K」
1,000円弱とかなり安いがなかなかパワフルな音で、5,000円以下のPCスピーカーよりは確実に良い。これより高価なユニットと比べてしまうと流石に劣ると思われるが、PCやiPodの圧縮音源やYouTubeの音を鳴らすには十二分でしょう。最初は高域と低域が暴れるので、1日よく鳴らせば落ち着きます。
■スピーカーボックス「P800-E」
材質は価格なりだが、基本が出来上がってるので初心者にはうれしい。ユニットを付けるにハンダ付けの必要は無く、ちょっと苦労するのはネジ付けぐらい。ネジの穴が開いてないので、すぐにユニットを付けずに穴を開けて粉を拭き取ってからユニットを付けましょう。
さてPCから音を出すにDACは NuForce Icon-uDAC2 を使用。そこからオーディオテクニカのケーブルAT561Aで FOSTEX AP05 へつなげる。P800へのスピーカーケーブルは付属の物(AP05に付属)が細すぎなので ORTOFON SPK-3100 SILVER を使用。スピーカーケーブルは線が太すぎると付けづらくなるので注意。とりあえずノイズに強くフラットな音質を目指した環境にしました。
さっそく音を出してみると、上記に書いたように最初は音が暴れます。1日ぐらいよく鳴らしていくと音がだんだんフラットになり、数日ちょこちょこ鳴らしてエージングが終われば上品な音になります。
安いPCスピーカーと比べて低域の不足や雑な高域などの不満もなく、程良くパワフルでそこそこ広がりのある音です。安いPCスピーカーはノイズ入りまくりですが、AP05が非常に低ノイズ(無音で音量MAXにしてもノイズの音がしない!)なので快適です。
スピーカーケーブルは BELDEN や VFF などを試したが、ORTOFON SPK-3100 SILVER がやはり一番相性が良いかと思います。高域と低域が出過ぎないため音が雑にならず、フラットな音になります。
スピーカーボックスは同メーカーのユニット「FF85WK」「FE83En」も付けることが可能です。圧縮音源を再生させるにはちょっともったいないかもしれないが、高音質な音源を聴くなら高価なユニットに付け替える価値はあると思います。
ORTOFON SPK-3100 SILVER ノイズに強くフラットな音質で定評のあるスピーカーケーブルです。1mで800円から1,000円と良心的な価格も素晴らしい。 Amazon : ORTOFON SPK-3100 SILVER |