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Tai Phong (タイ・フォン)
■メンバー |
Tai Phong 邦題「恐るべき静寂」1975年 1. Goin Away |
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フランスのプログレ・ハード・バンドの1stアルバム。昔はタイフーンと言われてたが、正しくはタイフォンでベトナム語で「台風」の意味。ジャン・ジャック・ゴールドマンの女性並みのハイトーンボイスが終止印象に残るが、親しみやすいメロディックな楽曲もまた魅力的である。
「Goin' Away」は疾走感のあるプログレ・ハードな曲。荒削り感があるがバンドの魅力が凝縮されていて1曲目にふさわしい。「Sister Jane」は日本でもヒットしたバラード曲。コーラスワークが美しく、泣きのメロディも完璧で一度聴いたら頭から離れない名曲です。「Fields Of Gold」もこのアルバムの目玉で、幻想的でシンフォニックな曲で後半のシンセの音色の洪水はたまらない。
全体的な完成度は次作より劣るかもしれないが、楽曲のインパクトの大きさはなかなかのものだ。後の作品も素晴らしいが、1stアルバムのほうが圧倒的に耳に残る。
■メンバー |
Windows 1976年 1. When It's the Season |
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2ndアルバム。前作同様にプログレ・ハード、シンフォニック・ロックの路線で完成度を高めている。作風や楽曲の並びが前作と似ているとこが安心するかもしれないが、ちょっと面白味に欠けるかもしれない。
1曲目「When It's the Season」は前作同様に疾走感のあるプログレ・ハードな曲を先頭に持ってきている。ジャン・ジャック・ゴールドマンのハイトーンボイスはよりヒステリックに響き強烈だ。緊張感のある展開と泣きのメロディもまた素晴らしい。「Games」は「Sister Jane」のコピーと言っていいようなバラード曲。狙い過ぎではあるがこれもまた名曲。
その他の曲も幻想的でシンフォニックな曲が多く、やはり厚く美しいシンセの音色とコーラスワークは非常に魅力的だ。この後メンバーチェンジが起こり、このサウンドはここまでとなってしまったのは残念。
■メンバー |
Last Flight 1979年 1. End Of An End |
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3rdアルバム。メンバーチェンジやバンド内の不協和音が起こっておりバンドはすでに崩壊してたと思うのだが、それでも最高に仕上げており最高傑作と言ってもいい完成度だ。米国的なポップス、ジャズ、フュージョンを取り入れたため別バンドのような印象だが、メロディや美しいコーラス、アンサンブルにタイ・フォンらしさは残っている。
メンバー全員揃っての曲はたった3曲しかなく、さらに楽曲のばらつきもあるが仕事は丁寧。ジャン・ジャック・ゴールドマンが作った「Sad Passion」はやり過ぎだと思うが他はどれも素晴らしい。最後の意地を見せたタイトル曲「Last Flight」はタイ・フォンらしく幻想的で美しい大曲だ。これだけのためにアルバムを買ってもいいぐらい。
バンドは1980年に解散。ジャン・ジャック・ゴールドマンはソロで活動開始して国民的歌手となった。バンドのその後の再結成には興味を示さなかったのは残念
■メンバー |
Sun 邦題「旭日の戦士」2000年 1. Rainy night in Saigon (Part 1 & Part 2) |
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4thアルバム。1996年にバンドは再始動。しかし契約が獲得できずにいたため、発売まで数年かかってしまった。オリジナルのメンバーはカーン・マイとステファン・コーサリューだけになってしまったが、新たに加入したボーカルのエルヴァ・アコスタの実力のおかげもあり見事な作品に仕上がっている。
プログレ色は薄まったが、タイ・フォンらしいウェットでメロディアスな曲がぎっしり詰まっているが、ちょっとマイナーキーの曲が多いので暗く感じてしまうかなと思う。名曲「Sister Jane」の再録はチープな打ち込みドラムが好かないのでボーナストラックと考えたほうがいいだろう。
■メンバー |
Return Of The Samurai 邦題「静寂、叙情、そして夢幻」2013年
1. One day |
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5thアルバム。ステファンが脱退し、残ったメンバーでまた苦難を乗り越え完成。前作から引き続きエルヴァが参加し、他にも女性ボーカルや実力のあるボーカルが参加。演奏陣合わせて全員で20人近いサポートによってアルバムは制作された。初期に近くなったかなと思える作風で、楽曲の完成度もこれまた高い。
「Carry Me」と「The Second Life」は「Sister Jane」ベースのバラード曲でなかなか感動的だが、「Come To Me」もまたバラード曲でちょっと多過ぎかなと思う。しかしこれもまた良かったりするから憎めない。「Talk To Me」は現代プログレッシヴ・ロックの名曲になるだろう素晴らしい出来だ。ラスト「Eclipse」はほぼインスト。幻想的な雰囲気で美しい曲だ。