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Terra Rosa (テラ・ローザ)
Information
正統派様式美HR/HMバンド、テラ・ローザ。リッチー・ブラックモアやイングヴェイのようなクラシカルHR/HMで、女性ボーカリスト赤尾和重のパワフルで歌唱力が高く、知的な歌詞もまた魅力的です。
![]() ■メンバー |
The Endless Basis 1989年 1. One Of Sections "Lap" |
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1stアルバムにして名盤。メンバー全体の演奏力は高く、特に三宅庸介のギターはメロディックかつテクニカルで素晴らしいです。
まずは1曲目「One Of Sections "Lap"」はストレートな曲。すぐに赤尾のボーカルに圧倒され、そして三宅の泣きのギターソロにグッとくる。疾走曲「Friday's Free Fair」はレインボーっぽい雰囲気があるが、アンセムっぽい気もする。ギターソロはもちろんかっこいいが、キーボードのソロのほうがかっこ良過ぎる。
タイトル曲「The Endless Basis」はこれもレインボーっぽいミドル・テンポの名曲中の名曲。様式美な曲と知的な歌詞が素晴らしく、完璧と言って良いでしょう。
「Vision Of The Lake Bottom」は強烈な様式美HMの疾走曲。インパクトのあるイントロのギターでまずは脳に突き刺さる。DIOに匹敵する赤尾のボーカルが。もろにレンボーなキーボードとアグレッシヴなギターソロはもう最高です。
「Fatima」はネオクラシカルなインスト。すばらしい曲だがどうやらバンドのオリジナルの曲でなく、他人のをちゃっかり入れちゃったみたいですが感動してしまう。
ラスト「もの言わぬ顔」はプログレ系で幻想的な雰囲気が漂う。壮大で美しく、アルバムのラストに相応しい大曲です。
![]() ■メンバー |
Honesty 1989年 1. Me 262 |
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2ndアルバム。大幅なメンバーチェンジがあったものの、様式美HMに変わりないが前作よりはインパクトは薄いかもしれない。しかしよりメロディアスになっているとこが評価できる。
イントロ曲「Me 262」はまるでファイナル・ファンタジーのOP的な曲。続く「Do You Go As You Are?」はシンプルな疾走曲だがメロディーが良くてテラ・ローザらしい。「Look For My Fancy」はシンプルでストレートな疾走曲。ギターとキーボードのバトル用の曲と言っていいかな?きっとライヴでは盛り上がったと思う。「Love Is No Romance」は哀愁漂うミドル・テンポの曲。切ないメロディーと赤尾和重のパワフルなボーカルが非常に心に響く。「Former Sisters」は1stの「The Endless Basis」の続編的な曲という感じで似た曲だが、メロディーの良さは「Former Sisters」のほうが上だと思うが、完成度はやっぱ「The Endless Basis」かな。泣きのメロディーが素晴らしい正統派なHMです。「Mr. Freelance」はイントロのギターがHMらしくかっこいいが、サウンドがもっと重かったら迫力あっただろう。しかしメロディックで赤尾和重のボーカルはアルバム中、一番パワフルで良い。英詞なので日本語で歌って欲しい気もする。ラスト「Evelyn」は1stと同様にプログレ的な大作を持ってきている。幻想的な響きが美しく、曲の展開も良い。最後の怒濤のギターには痺れます。
このアルバムは前作の三宅庸介のような強烈なギターが無いのでちょっと寂しいかもしれないが、メロディーの良さと聴きやすさがあるので、前作が濃いなと思う人とメロディー重視の方にはおすすめです。
![]() ■メンバー |
刹那の甘露 - Sase - 1990年 1. 刹那の甘露 Sase |
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最後のスタジオ作品となった3ndアルバム。ギターは鈴木広美から今井芳継にチェンジしている。テラ・ローザの活動は短かったものの、駄作は無くどれもクオリティが高かったので、ここで終わってしまったのが非常に残念です。
1曲目はタイトル曲「刹那の甘露 Sase」で、中世的でダークな雰囲気のミドル・テンポ。このタイプの曲を赤尾和重に歌わせたら右に出る者はいないだろう。甘いメロディーは甘く、あとはパワフルにといった感じが毎度毎度すばらしいです。今井の荒々しい様式美プレイもなかなかです。「Carry It Out」は赤尾のボーカルが熱い正統派なHMで、ヘヴィなリフがかっこいい。「I Have The Shakes」は哀愁漂うミドル・テンポの曲。ギターソロの臭いメロディーがいい感じです。
「火の中に影」は哀愁たっぷりの疾走曲。インパクトのあるリフにと最高のソロ、最初から最後までメロディックな歌メロに涙する。「核」についての歌らしく、歌詞を読み返すとそこでまた涙。「A Terrible Dream」は英詞のミドル・テンポ。メロディックな速弾ギターソロはインペリテリ的でかっこいい。「A Snake In One's Bosom」はインスト曲で様式美バリバリの曲だが、若干マイケル・シェンカー的なプレイがあるのが面白い。泣きのメロディーも満載です。「Deathblink」はレインボー的な疾走曲で歌詞は英語。板倉淳の力強いドラムが響き渡り、個々のテクニックも光っている。中間のキーボードVSギターは最高です。「Why Don't You Leave Me」はリフがアイアン・メイデンっぽいかな?。後半の泣きのプレイがなかなか良くて、赤尾のパワフル・ボイスが響き渡る正統派な曲です。「Shove Off For Naught」はこれはプリティ・メイズっぽい疾走曲。イントロや中間部分はもろかな。シンプルな曲だが正統派らしくかっこいいので素晴らしい。
![]() ■メンバー |
Live...Final Class Day 1992年 1. Deathblink |
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ラストとなるこのライブはスタジオより倍熱く、勢いもあり迫力もある。幕を閉じようとしてるバンドの結晶ですね。テラ・ローザには駄曲がないと思うので、アルバム1枚では物足りないだろう。いつか完全版みたいなのが出たらいいなと思っている。
まずは疾走曲「Deathblink」でぶっ飛ばされる。強烈なリズムが生々しい音でぶつかってくるから圧巻。「もの言わぬ顔」もスタジオ以上に素晴らしく、迫力に圧巻だ。ライヴとなると赤尾和重の強烈なボイスが芯まで伝わってくる。初期の曲は後半からで、曲数が少ないから少し残念かもしれない。「The Hell Ray」は未発表曲で様式美な疾走曲。アグレッシヴに疾走し、歌メロやメロディアスなギターがかっこいい。最後は「One Of Sections "Lap"」。スタジオ以上に感情が溢れており、テンションも高く圧巻だ。