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Focus (フォーカス)
Information
オランダのプログレッシブ・ロック・バンド、フォーカス。ハードロック、クラシカル・ロック、ジャズ・ロックなど幅広い音楽性を持っており、メンバーそれぞれが非常に演奏力が高く、テクニカルな演奏が満載です。ギターのヤン・アッカーマンは音楽雑誌の人気投票に上位にランクインするほどの凄腕のギタリストです。
■メンバー |
In And Out Of Focus 1970年 1. Focus |
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1stアルバム。まずは前半3曲ぐらいはサイケ調が残るロック。曲は悪くはないと思いますが、後のフォーカスとは違う雰囲気で戸惑うかもしれません。
前半からがらっと変わって「Anonymus」はフォーカスらしいジャズ・ロックのインスト曲。個々の個性を前面に押し出したフォーカスの名曲の一つです。やっぱこのヤン・アッカーマンの変態的なプレイがないとフォーカスって感じじゃないですね。アルバム「FOCUS III」で「Anonymous II」として進化してますので、比べてみるとおもしろいです。
「House Of The King」は「Anonymus」のイントロ部分のメロディを使ったインスト曲で、こちらは哀愁漂う曲になってます。「Happy Nightmare」はジャズ調のポップな曲。クールで洒落た雰囲気がけっこういい感じです。「Why Dream」は切ないメロディーのフォーク・ロック。この曲もフォーカスらしくないかもしれないがいい曲です。
ラストはシリーズ曲「Focus」。前半哀愁漂うメロウなインスト曲で、中盤からハードな曲に転調し、後半はジャズ・ロックに。このアルバムは後の作品と比べるとまだまだかもしれないが、バンドがほぼ完成してるのが分かりますね。
■メンバー |
Moving Waves 1971年 1. Hocus Pocus |
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2ndアルバムで人気を決定づけた名盤です。まずは名曲「Hocus Pocus(邦題:悪魔の呪文)」。基本ブリティッシュ・ハード・ロックだがそこにヨーデルを取り入れ、ユニークな展開のある曲になっている。ヤン・アッカーマンのヘヴィでスリリングなギターや、タイス・ヴァン・レアのフルートやキーボードが耳に残るが、一番凄いのはピエール・ヴァン・ダー・リンデンの豪快なドラミングだろう。この曲が有名過ぎてこのバンドをよく知らない人にはこの曲のイメージになってしまってるが、フォーカスにはクラシカルな要素も持っている。
「Le Clochard」は一転してクラシカルで優しげな曲に。アコギとメロトロンが穏やかに響き渡ります。「Janis」も同じくクラシカルな響きの穏やかな曲。フルートの音色が美しく、哀愁も漂っているので素晴らしい。「Moving Waves」はピアノがメインで、幻想的な雰囲気が漂っている。「Focus II」はポップ調なインスト曲だが、ジャズの要素も加わっており、曲の展開もあるので単純な曲で終わっていない。「Eruption」はフォーカスの魅力を凝縮した曲のひとつで大曲。ロックにクラシック、ジャズ、フォークと様々な要素がある。いろんなセンスをもったフォーカスなので最初から最後まで耳が離せなくなる名曲です。ヤン・アッカーマンの泣きのギターや、幻想的なメロトロンの響き。そして曲の展開の素晴らしさに感動です。
このアルバムのメインはどうしても「Hocus Pocus」になってしまいますが、フォーカスの魅力はそれだけでないのでそれ意外も注目して頂きたいです。歴史に残る名盤です。
■メンバー |
Focus III 1972年 1. Round Goes the Gossip |
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3rdアルバム。レコードは2枚組になってるがCDは1枚になってます。黄金期の作品の中では地味な印象があり目立たないかもしれないが、完成度の高い作品になっている。どうやら名盤と名盤の間に挟まれ、あまり目立たないようだがこれも非常に重要なアルバムだと思います。
「Round Goes The Gossip...」はジャジーな曲で、後半がスリリングな演奏に転調し、ギターとキーボードのバトルになるとこがけっこう好きです。「Love Remembered」はフルートメインのクラシカルな曲で、幻想な雰囲気が漂っています。「Sylvia」はすごくポップな曲だが、非常に耳に残る良いメロディーが印象的な曲です。TV-CMでも使われたことがあるほど明るくて分かりやすい。これもまたフォーカスの魅力のひとつです。
「Carnival Fugue」はピアノメインのクラシカルな曲だが、ヤン・アッカーマンのジャズギターがちらちらと聴こえる。中盤はいきなりジャズに転調。フォーカス流のおもしろい展開を聴かせてくれます。「Answers? Questions! Questions? Answers!」はジャズ・ロックの大曲で、ヤンのスリリングな超絶ギターとタイスの幻想的なフルートがたっぷり聴けます。
1stの「Anonymous」をアレンジした続編「Anonymous II」はよりスリリングな演奏になっており、さらに大曲へと進化している。ヤン・アッカーマンのギターやタイス・ヴァン・レアのフルートはより変態的な音を出しているが、全体的にテンションは「I」より抑えているからクールだ。中盤のベース・ソロ、後半のドラム・ソロも非常にクール。26分の大曲だが個々のプレイが光り、ダレることなく駆け抜ける。前曲に続き大曲だからとても贅沢だ。
■メンバー |
At The Rainbow 1973年 1. Focus III |
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初ライブ・アルバム。録音状態が良いので、スタジオ以上の迫力で楽しめる最高のライブ・アルバムです。名曲のオンパレードなのと演奏が高度なので何度聴いても飽きません。
まずは「Focus III」で最初から鳥肌ものだ。間空けずに「Answers Questions Questions Answers」が始まる。スタジオ以上にパワーを発揮するのがやっぱライヴでしょう。高度な演奏に圧倒されます。「Focus II」を挟んで「Eruption」。こちらも圧倒されるが、泣きのギターはスタジオ以上に突き刺さるのもいい。一番圧倒されるのは名曲「Hocus Pocus(悪魔の呪文)」だろう。めちゃめちゃテンションの高い演奏に鳥肌が立ちまくり。怒濤なこの演奏にはだれもがノックアウトされるでしょう。これを聴いた後にスタジオ盤はちょっとテンション下がりますね。続く定番曲「Sylvia」を挟んでまた「Hocus Pocus」が始まる。そして興奮さめないまま幕を閉じます。
■メンバー |
Hamburger Concerto 1974年 1. Delitiae Musicae |
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4thアルバム。ドラムにコリン・アレンが加入。リンデンと比べると手数足数は少なく非常にストレートだがパワフル。それに合わせてかジャズの要素が少ない。しかし完成度は高く、意外にインパクトの強い作品です。
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