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Impellitteri (インペリテリ)
Information
アメリカのギタリスト、クリス・インペリテリのバンド。当時、最速のギタリストと言われ、ネオクラシカルなギタープレイはイングヴェイとよく比較されてました。
![]() ■メンバー |
Impellitteri 1987年 1. Lost in the Rain |
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デビュー・ミニ・アルバム。わずか4曲なのだが、どの曲もインパクトが非常に強い。まずは「Lost In The Rain」は非常に攻撃的でイングヴェイ的な疾走曲。ロブ・ロックのハイ・トーンな声がめちゃめちゃ耳に突き刺さる。ギター・リフはありがちだがソロとなると鬼のような光速ギター・ソロだ。一音一音が打ち込みのようにはっきりと分かる正確さと美しいメロディーは最高。誰もがこの曲で衝撃を受けたに違いない。続く「Play With Fire」もイングヴェイっぽいがやはりギター・ソロが凄すぎ。よく考えつくよ。「Burning」は正統的なHMでメロディックだがB級の臭いがするがいい。「I'll Be Searching」はメロディアスなミドル・テンポ。レインボーやDIOといったドラマティックな雰囲気の曲です。ここでのギター・ソロも強烈!。正確な光速ソロでメロディーもしっかりしてるから衝撃的だ。このアルバムはインペリテリのファンなら絶対必聴。インペリテリの素晴らしい幕開けです。
![]() ■メンバー |
Stand In Line 1988年 1. Stand in Line |
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1stフルレンス・アルバム。ボーカルはレインボー、アルカトラスのグラハム・ボネット。このアルバムでの彼のボーカルは最高と言っていい程、パワフルで非常にかっこいい。
タイトル曲「Stand In Line」はアルカトラスのようなメロディアスHR。グラハムの声が最強過ぎて涙が出てくる。クリスの光速ギターソロも神の領域。「Since You've Been Gone」と「Over the Rainbow」はグラハムだからってやり過ぎな感じがする。「Secret Lover」はクラシカルな正統HM。メロディアスな曲でやはりグラハムの声がグッジョブ。後半のクリスの光速ギターソロ大会は圧巻。イングヴェイも怒る最高の半インスト曲です。「Tonight I Fly」はメロディアスで哀愁漂うミドル・テンポ。グラハムが珍しくサビでけっこうハイ・トーンを出してる。「Goodnight And Goodbye」は哀愁疾走曲。シンプルでメロディックなHRでなかなかかっこいい。クリスの弾きまくりはこういう曲でのほうがいい。ラスト「Playing With Fire」はメロディックなインスト曲で、落ち着いた良いメロディーを聴かせてくれるが、後半はやはり光速ギター。終わりのタッピングがきまってます。
このアルバムはボーカルがグラハム・ボネットということもあってか、作りがグラハムに合わせてる感じがすごくします。しかしクオリティは高いので素晴らしいアルバムです。
![]() ■メンバー |
Victim Of The System 1993年 1. Victim Of The System |
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2ndアルバムでの路線変更が批判され、元のネオクラシカルHR/HMに戻った5曲入りEP。ミニ・アルバムではあるが、バラエティ豊富でクオリティがなかなか高く、インペリテリの作品の中でもけっこう評価が高い。
1曲目はストレートなパワーメタルで、ギターソロはお決まりの高速シュレッド。メロディも良くインペリテリの曲の中でも上位に位置する名曲と言えるでしょう。2曲目は1980年代の香り残るヘヴィなミドル・テンポ曲。3曲目はネオクラシカルなフレーズたっぷりのインスト曲。こういうインスト曲は世の中にたくさん溢れていると思うが、クリスの他のギタリストとひと味違うシュレッドは何度聴いても良い。4曲目はクイーンをオマージュしたようなバラード曲。コーラスやギターをクイーンのようにハモらせた明るくメロディックな曲で、これも出来が非常に良い。5曲目もちょっとクイーン入ってるかなと思えるようなイントロだが、ブリティッシュHR/HM的な曲だ。
![]() ■メンバー |
Answer To The Master 1994年 1. The Future is Black |
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3rdアルバム。2ndでボーカルにロブ・ロックが入ったものの、路線変更のため不評に。再びネオクラシカルな路線に戻したこの3rdで再び評価されました。
「The Future Is Black」はヘヴィなHRでサビのメロディーが美しく、ギターソロは光速でも控えめで成長した感がすごくある。「Fly Away」は非常にメロディックなミドル・テンポの曲。イントロのギターのメロディは宝石のように美しい。ロブのボーカルには泣けますね。ギターソロもメロディーが素晴らしい。タイトル曲「Answer To The Master」はシンプルな疾走曲。ギターソロが非常にメロディックで素晴らしい。「Hungry Days」もイントロでメロディックなギターが炸裂。ロブの歌メロも良く、クリスのギターとよく溶け込んでます。
このアルバムは今まで弾きまくりだったためかインパクトが弱く感じてしまうが、その分まとまりがありクオリティも高いです。初心者に優しいアルバムだと思います。
![]() ■メンバー |
Screaming Symphony 1996年 1. Father Forgive Them |
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4thアルバム。よりヘヴィに、よりメロディックに。頂点を極めたアルバムだと思います。まず「Father Forgive Them」はなかなかヘヴィで前作の延長的な曲。ギターソロは聴きやすくメロディも素晴らしい。歌のメロディーはちょっと使い回しかもしれないがいい。「I'll Be With You」は鋭いリフで始まるこれまたメロディックな曲。ロブ・ロックのハイ・トーンが素晴らしくかっこいいし、ギターのリフも耳に残りやすい。「Walk Away」はこれまた使い回し系だがインパクトは有り、メロディーはこれまた良し。サビの歌メロの良さは最強でしょう。「Kingdom Of Light」も似たような曲ですが、これもサビの歌メロが素晴らしい。他の曲に凄く似てるけど。ギターソロは弾きまくり光速ギターソロが炸裂。「17Th Century Chicken Pickin'」はインスト曲。ネオクラシカルなプレイが炸裂するメロディックな曲で、すごく光速な曲ではないのだが難易度は高いらしい。続くは名曲「Rat Race」。すべてが完璧な疾走曲。リフのかっこよさ、サビのかっこよさ、ソロのかっこよさ。どこを聴いてもゾクゾクします。光速ギターソロはこの曲を作るためにあったものと言っていいほど。続く「You Are The Fire」は「Rat Race」に隠れるような感じになってしまったが、実はこれが一番名曲では?シンプルでメロディアスでロブの声が活きるこの曲がけっこうお気に入りです。このアルバムは最初から最後まで最高のHR/HMです。
![]() ■メンバー |
Eye of the Hurricane 1997年 1. Eye Of The Hurricane |
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5thアルバム。1曲目でいきなり重苦しい雰囲気のあるミドル・テンポの曲で始まるから戸惑うが、全体的に前作の延長線上の作品で、それまで通りのネオクラシカルなギターと歌メロが聴ける良作である。まあ所々でヘヴィネスなサウンドが出てくるのでやはり戸惑うかも?
3曲目では珍しくブルージーなフレーズをイントロで弾いてるが曲は普通のHR/HMだ。4曲目はお得意のネオクラシカルなインスト曲だが、メロディがスティーヴ・モーズの「Tumeni Notes」にそっくりだ。5曲目はサウンドをかなりヘヴィにしてるが、これもいつも通りのメロディックなミドル・テンポ曲。7曲目ではアコースティックギターを使ったポップス的でシンプルなバラード曲。メロディが覚えやすいのでこれが一番耳に残る。8曲目もちょっと珍しい曲調で、アメリカンHRなノリだがサビはインペリテリのメロディにしっかりなっている。10曲目はまたインスト曲となるが、こちらのほうがオリジナリティがあって良いかと思う。ホラーチックなメロディがなんかゲーム・ミュージックぽくて面白い。
この作品は前作と違って終止HR/HMにせずバラードを加えたり、曲にその時代のサウンドを取り入れたりしたことで楽曲の幅が広がったが、歌のメロディがちょっと突き抜けてないかなという点は少し残念。
関連アーティスト
Animetal USA, Driver, Graham Bonnet, M.A.R.S., Rainbow, Rob Rock