MENU
更新履歴
-
- 2023/07/06
- The Damned に「Live Shepperton 1980」を追加
- 2023/06/25
- Queen に「Live At The Rainbow '74」CD・DVD・Blu-ray を追加
- 2023/06/17
- ヘヴィメタルに TANK を追加
- 2023/04/16
- メロディアスハードに Survivor を追加
- 2023/03/25
- Laaz Rockit に「Taste Of Rebellion」を追加
- 2023/03/21
- 日本のロックにPageant を追加
- 2022/11/25
- 日本のロックに Spectrum を追加
- 2022/11/20
- Onslaught に「Sounds of Violence」を追加
- 2022/11/13
- ロックに Taste を追加
- 2022/10/31
- Kate Bush の「Never for Ever」を追加
- 2022/10/30
- サイトの改修を行いました
- 2019/2/17
- White Lion に「Fight To Survive」を追加
- 2017/4/30
- ロックに Black Widow、Grand Funk に「Closer To Home」を追加
- 2017/4/23
- Moody Blues に「Days Of Future Passed」、Riot に「Born in America」を追加
- 2016/9/18
- 44MAGNUM に「The Live / Four Figures」を追加AORに GTR を追加
スマートフォン版
SNS
RSS
Michael Schenker Group
(マイケル・シェンカー・グループ)
Information
UFOのギタリストだったマイケル・シェンカーがバンドを脱退し、結成したバンド。UFOの延長的なバンドで、ストレートなハードロックでよりメロディックなサウンドで人気を集めましたが、様々なトラブルにより活動がうまくいかず人気が低迷。現在もなんとか活動中。
■メンバー |
The Michael Schenker Group 邦題「神 - 帰ってきたフライング・アロウ」1980年 1. Armed And Ready |
---|
1stアルバム。UFOの時よりキャッチーなメロディーの曲が多いが、ここぞというとこできめてくるシェンカー節と言われるリードプレイは流石。ボーカルのゲイリー・バーデンは歌がうまいというわけではないが、マイケルに合うボーカルはやはりこの人と久々に聴く度に思う。モ・フォスターとサイモン・フィリップスは様々なバンドで目にする名プレイヤーだ。
痛快な1曲目「Armed And Ready」や泣きの「Cry For The Nations」、インストの名曲「Into The Arena」など聴き所はあるが、全体的に見るとインパクトが少し弱いかなと思う。
ボーナストラックのライヴ音源は「Half Live!」の音源で、コージー・パウエルの素晴らしいドラムが聴けます。「Armed and Ready」は、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」をイントロに使っていてさらに最高だ。
2009年リマスター盤にはなんとビリー・シーン (b)、デニー・カーマッシ (ds)が参加したデモが追加されてます。マイケルがしっかりしていればたぶんこの方々がメンバーでした。
■メンバー |
M.S.G. 邦題「神話」1981年 1. Ready To Rock |
---|
2ndアルバム。ドラムはコージー・パウエルになったので前作より重みがあっていいです。マイケルのギターは前作のようなインパクトのあるリフよりもメロディ重視になっていると思う。MSGの中では一番メロディアスなアルバムだと思います。
「Are You Ready To Rock」から中盤までの単調だがノリの良い曲もいいのだが、後半からの哀愁メロディーのある曲が非常に素晴らしい。隠れがちな「But I Want More」は密かに名曲。「Looking For Love」のハードかつメロディアスなのは言うまでもなく超名曲。「Secondary Motion」はちょっと地味かもしれないがこれもいいメロディーがあります。
■メンバー |
Assault Attack 邦題「黙示録」1982年 1. Assault Attack |
---|
3rdアルバム。ボーカルにグラハム・ボネットを迎えたが、同時にドラムのコージー・パウエルが脱退。しかしアルバムの完成度は高いです。
まずは名曲タイトル曲「Assault Attack」はMSGの中では一番ヘヴィで異色な曲。グラハム・ボネットのブチギレなボーカルは最高です。シンプルな曲だがインパクトが強い。「Dancer」は産業ロック色濃いポップな曲で、サビの爽やかさはなかなかいいと思う。「Samurai」はヘヴィなミドル・テンポの曲。グラハムが力強く歌う「Samurai!」の声は一度聴いたら耳から離れないだろう。意外に美しい曲です。「Desert Song」もヘヴィなミドル・テンポの曲。メロディックで哀愁漂う雰囲気が素晴らしい。このアルバムの中では一番の名曲でしょう。シャッフルナンバーの「Searching for a Reason」はUFO的なサウンドでけっこう好きです。ラスト「Ulcer」はアップテンポのファンキーなインスト曲。名インスト曲に隠れがちだが、これはなかなか素晴らしいプレイなので必聴です。
■メンバー |
Built to Destroy 邦題「限りなき戦い」1983年 1. Rock My Nights Away |
---|
4thアルバム。ボーカルはグラハム・ボネットからゲイリー・バーデンに戻っている。キャッチーな「Rock My Nights Away」や「Into The Arena」に並ぶ名インスト曲「Captain Nemo」などのライヴ定番曲や、いつも通りの泣きのあるメロディーのハード・ロックもある。定番曲もいいが注目するべきなのはラストの「Rock Will Never Die」かな。非常に泣けるバラード系のハード・ロックです。
このアルバムにはオリジナル・ミックスのUKミックスと、ジャック・ダグラスがミックスしたUSミックスがあり、今まで発売されてきたCDはUSミックスで最新リマスターではUKミックスになってます。ひとつ前のリマスター盤にはUKミックスが数曲ボーナス・トラックとして入ってました。USミックスではバランスよくミックスされていて音は良く、若干加工されてる。UKミックスはラフな感じでミックスされてるが、その分迫力がある。曲によってUKミックスが良かったりUSミックスが良かったりする。ファンなら両方必須アイテムでしょうね。聴き比べが非常におもしろいです。
■メンバー |
Rock Will Never Die 1984年 1. Captain Nemo |
---|
1983年ハマースミスでのライブ。ゲイリー・バーデンが復帰し、「限りなき戦い」発表後のライブで、ライブの名盤「飛翔伝説〜M.S.G.武道館ライブ」に隠れがちになっている。最高のメンバーは武道館だが、最高の状態はこちらでしょう。音はいまひとつですが、名曲ずらりで演奏のテンションも高い。MSG初心者には武道館よりもこちらのライブのほうが楽しめるかもしれません。
「Captain Nemo」から「Rock My Nights Away」の流れは最高。リマスター時に「Cry For The Nations」「Courvoisier Concerto」「Looking For Love」他が追加されたのは非常にうれしい。ゲストのクラウス・マイネが歌う「Doctor Doctor」での歌いっぷりが素晴らしく、ゲイリー・バーデンがちょっとかわいそう。この曲の演奏はテンション高いですね。
■メンバー |
Save Yourself 1989年 1. Save Yourself |
---|
マッコーリー・シェンカー・グループになって2作目となる6thアルバム。前作「Perfect Timing」はかなりポップな作品で不評でしたが、この作品からハードロックな路線に戻りました。ハードポップな曲もありますが、全体的にはメロディアスハードといった感じの作風です。ロビン・マコーリーのボーカルはゲイリー・バーデンと同様に評価は低いのだが、マイケルのギターと相性が良いとこは褒めていいはずだ。
タイトル曲「Save Yourself」はイングヴェイを意識したかのうようなクラシカルなイントロにびっくりする。この曲はMSGの名曲のひとつで、出来が良過ぎるためか他の曲が平凡に聴こえてしまう。でも3曲目や5曲目、9曲目などのメロディックで影のある曲はけっこう評価できるでしょう。何かもうひとつと納得のいく曲出てこないかと聴いてくと出てきます。「Destiny」は名曲と言えるメロディアスハードな曲で、ジーノやフェア・ウォーニングにありそうな感じです。この作品は名盤と言えるかちょっと疑問だが、「Save Yourself」と「Destiny」の2曲がとにかく素晴らしいですね。
■メンバー |
Heavy Hitters 2005年 1. All Shook Up |
---|
ロックの名曲の数々をカヴァーしたアルバム。多くの豪華ゲストが参加しており、曲ごとにボーカルが違うのでSchenker-Pattison Summitよりも面白みがあります。
「All Shook Up」はプレスリーやジェフ・ベックもやった曲らしく、原曲はよく知らないがマイケルの演奏は元気があり非常に良く出来ている。ジョー・リン・ターナーのボーカルもいい。「Blood of the Sun」はマウンテンの1stに入ってる曲で、レズリー・ウエスト本人が歌ってます。
「Doctor Doctor」はおなじみUFOの曲。歌ってるのはジェフ・スコット・ソート。楽器の音はすごく良いが、ジェフはちょっと合ってないような?。たぶんクラウス・マイネが歌ったバージョンを聴いたせいかもしれない。
「War Pigs」はブラック・サバスの2ndのトップの曲。これは原曲よりいい感じにカヴァーされてていい。ティム・リッパー・オーウェンズはオジーっぽく歌いつつも高域を出してて最高。意外な選曲だがこれはすごく良かったです。
「I'm Not Talking」はヤードバーズの曲で、原曲はなんとなく聴いたことあるのだが、これは原曲以上にテンション高いと思う。これもマイケルのギターが素晴らしい。ボーカルはマーク・スローター。
「Money」はピンク・フロイドの曲。ボーカルはSTYXのトミー・ショウで、サックスはエドガー・ウィンター。ギターとサックスのソロが非常に渋くてカッコイイ。
「Out in the Fields」はゲイリー・ムーアの名曲。これはオリジナルを超えた感じはしないが、ボーカルをとっているゲイリー・バーデンとの相性を再認識できる。
「Hair of the Dog」はナザレスの名曲の一つ。ボーカルがアイアン・メイデンのポール・ディアノと意外な組み合わせだが、これが意外にグッジョブ。ポールの荒々しくパワフルなボーカルがすごくマッチしている。
「I Don't Live Today」はジミヘンの曲でマイケルの弾きっぷりがなかなか良い。ジミヘンにあまり興味がないって本当だろうか?。ボーカルはセバスチャン・バック。
「Politician」はクリームの曲。これまたマイケルのソロの弾きっぷりがすごくいい。
■メンバー |
In the Midst of Beauty 2008年 1. City Lights |
---|
この作品の目玉はまずなんといってもメンバーだろう。あの初期MSGを支えたボーカリスト、ゲイリー・バーデンや、ニール・マーレー(B)、ドン・エイリー(Key)、サイモン・フィリップス(Ds)とバック陣も最高のメンバーだ。ゲイリー・バーデンの復帰は誰もが願ってたことだと思うのでファンはうれしいでしょう。
内容のほうはこれまたうれしいことに初期のような雰囲気が若干よみがえってるが、ほとんどは最近の渋めな感じ。しかしメロディックな曲は多いし、サウンドは今のゲイリーの声質に合っていると思う。昔の曲を歌えるかどうか分からないが、今の声のほうが深みがあっていいですね。
今作はマイケルがかなりギター弾きまくっているので相当やる気が出たのでしょう。出だしの「City Lights」はこれぞMSGなリフで、おとなしめなゲイリーのボーカルが渋くかっこいい。やはり彼の声のほうがマイケルの曲に合いますね。これは名曲間違いなしです。「Competition」「I Want You」「End Of The Line」などの勢いのあるリフ主体の曲はライヴでは盛り上がるだろう。ちょっと若者向けの曲調なので昔のファンはどう思うか分からないが、最近のちょい失速気味なのを考えればこういう曲はあったほうがいいですね。
「Summerdays」のメロディックで若干ダークなバラードはUFO的でなかなかいい雰囲気だ。「A Night To Remember」はなんかDPみたいな曲だけど、サビはアダルトな雰囲気なのでちょっと驚く。「Wings Of Emotion」「Come Closer」のような重量感のある現代的なヘヴィな曲にもなかなか良いメロディーがある。こういうのは最近のスコーピオンズからの影響なのだろうか?。ヘヴィネスな曲が苦手な人にも安心して聴けるんじゃないかと思う。
今作で一番気に入ってる哀愁漂うメロディックな曲「The Cross Of Crosses」はどこか懐かしい泣きのメロディーが最高です。終わりのほうのギターは初期のようなメロディーなので泣けますね。「Ride On My Way」だけ明るいのでなんか浮いてる気がするのだがけして悪くなくいい曲だ。けど「I Am The One」で終わった方が引き締まると思うんだが。
関連アーティスト