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更新履歴
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- 2024/8/11
- Blue Cheer に2ndアルバム「Outsideinside」を追加
- 2024/08/03
- ハードロックに The Cult を追加
- 2023/07/06
- The Damned に「Live Shepperton 1980」を追加
- 2023/06/25
- Queen に「Live At The Rainbow '74」CD・DVD・Blu-ray を追加
- 2023/06/17
- ヘヴィメタルに TANK を追加
- 2023/04/16
- メロディアスハードに Survivor を追加
- 2023/03/25
- Laaz Rockit に「Taste Of Rebellion」を追加
- 2023/03/21
- 日本のロックにPageant を追加
- 2022/11/25
- 日本のロックに Spectrum を追加
- 2022/11/20
- Onslaught に「Sounds of Violence」を追加
- 2022/11/13
- ロックに Taste を追加
- 2022/10/31
- Kate Bush の「Never for Ever」を追加
- 2022/10/30
- サイトの改修を行いました
- 2019/2/17
- White Lion に「Fight To Survive」を追加
- 2017/4/30
- ロックに Black Widow、Grand Funk に「Closer To Home」を追加
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Osanna (オザンナ)
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L'uomo 1971年 1. Introduzione |
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イタリアン・プログレッシブ・ロックを代表するバンドの一つ、オザンナの1stアルバム。キング・クリムゾンを手本にした感じのプログレッシブ・ロックで、怪しい雰囲気がし、ジャズやサイケの要素のあるロックです。イタリアらしい情熱的で美しいメロディもありますね。楽器はフルート、サックスなども使用。演奏はなかなかテクニカルで、最初から最後まで熱いですね。
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Milano Calibro 9 1972年 1. Preludio |
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この2ndアルバムは、アルバム・タイトルと同名の映画のサウンド・トラックとなっており、ニュー・トロルスとの共演でも有名な映画音楽家、ルイス・エンリケ・バカロフと組んで作られました。
ほとんどがインスト曲で、クラシックとオザンナの持つハード・ロック、ジャズ・ロックの要素とが見事に融合しています。ニュー・トロルスの「コンチェルト・グロッソ」のオザンナ版といったとこでしょうか?。バカロフらしいとこはクラシカルで美しく、オザンナらしいとこは妖しさやドタバタなハード・ロック、ジャズ・ロック。なかなかおもしろい作品です。
2011年11月に川崎クラブチッタで行われた来日公演では、ストリングスを加えて「ミラノ・カリブロ9」の再現に挑みました。その模様を収録した作品が2012年に「Rossorock 〜レッドロック - 紅の祭典 ミラノ カリブロ9 再現ライヴ!!」というタイトルで発表されましたので興味のある方はぜひ。
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Palepoli 1973年 1. Oro Caldo |
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オザンナの名作か?迷作か?闇の名作と呼ばれてる3rdアルバム。オザンナの作品の中では最もプログレな作品で、呪術的な雰囲気がすごく漂っており、曲の展開も目紛しい。オザンナらしいドタバタなインプロヴィゼーションは非常にパワフルで圧倒されるし、メロディアスな部分もある。
この作品では実験的な要素も多く、ちょっと難解かもしれない。これがオザンナの妖しくも美しいプログレ・ハードの頂点なのかもしれませんね。
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Landscape Of Life 1974年 1. Il Castello Dell’Es |
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4thアルバム。前作の呪術的な雰囲気は消え、分裂状態であったためかアルバムに一貫性が無くまとまりに欠けるかもしれない。しかし、どれも曲は良いので悪いアルバムではないです。
「Il Castello Dell'es」はオザンナらしいメロディアスで神秘的な曲。薄らと鳴り響くメロトロンやフルートが幻想的。中盤や終盤ではアヴァンギャルドな展開もある。「Landscape Of Life」はフォーキーなバラード曲。なかなか美しい曲だがオザンナらしくないかも。これは後のCITTA FRONTALE的な曲ですね。「Two Boys」は後のUNOに入っていてもおかしくないドタバタなハード・ロックでジャズの要素もある。ノイジーなギターとジャジーなサックスは圧巻。「Fog In My Mind」は教会音楽な雰囲気で始まり、UNO的なドタバタなジャズ・ロックに発展する。この曲でもギターとサックスが凄まじい。「Promised Land」は再びフォーク系で、これは短いバラード曲。「Fiume」はオザンナらしいメロディーのフォークな曲で、「Somehow, Somewhere, Sometime」につながりアヴァンギャルドなロックに展開していきます。
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Suddance 邦題「南の踊り」1978年 1. Ce Vulesse |
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再結成して出した5thアルバム。分裂時のNovaやChitta Frontaleの延長的な作品でジャズ・ロック色強いです。初期のような妖しげで暗めな雰囲気は薄いがオザンナらしいメロディーがあり、ジャズ・ロックとしても高度な演奏を聴かしてくれます。ドタバタなジャズ・ロックもあるが繊細でフュージョン寄りなので美しい響きです。なかなか素晴らしい作品に作り上げたが残念なことにバンドはまた解散しました。