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Premiata Forneria Marconi (PFM)
Information
イタリアのプログレッシブ・ロック・バンド。メロトロンやムーグシンセを駆使したシンフォニックなロックに、ジャズやフォークなどの要素を加えたりとバラエティ豊富な楽曲が魅力です。イタリアのプログレ・バンドを代表するひとつです。
■メンバー |
Storia Di Un Minuto 邦題「幻想物語」1972年 1. Introduzione |
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PFMのデビューアルバム。シンフォニックなロックにジャズやフォークなどの要素も詰まったバラエティ溢れる作品で、後の作品に収録される曲の原曲がいくつかあります。
2曲目は4th甦る世界の「The World Became The World」の原曲。シンフォニックで幻想的な雰囲気の曲で、後のほうがよく作り込まれており迫力があるが、この原曲はまた違った雰囲気でけして悪くない。
3rd「Photos of Ghosts(幻の映像)」の「Celebration」の原曲である3曲目はリズミカルなナンバー。幻の映像のものよりギターが目立っててロックしている。後半はシンフォニックでなくジャズ・ロック的な展開を見せている。
「Dove...Quando...(Parte 1)」はフォークなナンバーで(Parte 2)ではPFMらしい壮絶なインプロヴィゼーションを展開させ、クラシックやジャズといった要素を入れている。6曲目も同様に前半はフォークで後半はジャズ・ロックな展開。イタリアらしい響きの曲でなかなか美しい。
■メンバー |
Photos Of Ghosts 邦題「幻の映像」1973年 1. River of Life |
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歴史に残る名盤で、ユーロ・プログレと言ったらまずこの名が上がるはず。1st「幻想物語」と2nd「友よ」を基にリメイクした曲が大半です。メロトロンやシンセサイザーの厚いサウンドはもちろんフルートやバイオリンなど様々な楽器で、ダイナミックでシンフォニックな演奏を繰り広げます。柔らかいサウンドと、美しすぎるメロディは何回聴いても飽きないはず。
1曲目「River Of Life(人生は川のようなもの)」の重厚でクラシカルなメロディでもうノック・アウト。続く「Celebration」はPOPでパワフルな曲。タイトル曲「Photos Of Ghosts(幻の映像)」はピアノ、フルート、バイオリンが神秘的な雰囲気を出していて、いろんな展開を見せる表情豊かな曲です。「Old Rain」もこれまた神秘的な曲で、穏やかなインスト。「Mr.9'Till 5」では難解なサウンドを聴かせてくれます。テクニカルなドラミングがけっこう強烈。ユニークな展開がおもしろい曲です。「Promenade The Puzzle」はジェントル・ジャイアントのような不思議なメロディーで、これも複雑な展開を聴かせてくれます。
■メンバー |
L'Isola Di Niente 邦題「甦る世界」1974年 1. L'Isola Di Niente |
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「幻の映像」と並ぶ最高傑作です。PFMの中では一番完成度が高く演奏はテクニカルなので集大成といったとこです。英語盤(青色のジャケット)にはイタリア盤には収録されてない「Impressioni Di Settembre」の英語版「The World Became The World」が収録されています。
1曲目はクラシカルな曲で、豪華なサウンドには圧巻。PFMらしいちょっとコミカルな展開も多く、何回聴いても飽きない。2曲目は後の作品を思わせるようなリズミカルでちょっと豪快な感じの曲。遊び心も詰まったなかなかおもしろい曲です。3曲目はポップかつテクニカルなナンバー。ジャズとシンフォニックの要素がある曲で、演奏はけっこう凄まじく、展開もすごくおもしろい。このアルバムから入った元 AREA のパトリック・ジヴァスのごきげんなベースも気持ちいい。4曲目はフォーク・ナンバーで、優しげなメロディーが気持ちよい。5曲目はパトリックが入ったこともあってか、ジェントル・ジャイアント的な臭いのあるジャズ・ロックなインスト曲。最後はシンフォニックに変わり幕を閉じる。
■メンバー |
Cook 1974年 1. Four Holes In The Ground |
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PFMの初ライヴ・アルバム。スタジオ以上に素晴らしい演奏を聴かせてくれるライヴの名盤で、再現度もまた凄い。エクスパンデッド・デラックス・エディションではCD3毎組で新しいリマスターとなっており、被る曲が多いがオリジナル未収録の曲はマニアにはたまらない。
テクニカルな曲「Four Holes In The Ground」はスタジオ以上の迫力と演奏が素晴らしく、この音の洪水に誰もがノックアウトなはずです。「Celebration」はアップ・テンポな曲だが、乱れることなくオリジナル以上の素晴らしい演奏を聴かせてくれます。「Mr.Nine Till Five」はあのテクニカルでスピーディーで怒濤な演奏をライヴでもしっかり再現しつつ、プラスアルファだから流石です。
「Alta Loma Nine Till Five」はライヴ用のオリジナルで、ジャズ系のインスト曲。メロトロンの神秘的な音が響き渡る中、怒濤のギターとヴァイオリン。ベースもドラムもすべてがぶつかり合うような最高の演奏です。
■メンバー |
Chocolate Kings 1975年 1. From Under |
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前作はシンフォニックで壮大なイメージの作品だったが、この作品では歌もの重視で力強い演奏の作品になってます。それを狙ってか、ボーカルにACQUA FRAGILEのベルナルド・ランゼッティを迎えてる。
前作までの美しい響きを期待してた人には残念だったかもしれないがけして出来は悪くなく、むしろすごい作品だと思う。ポップな面を出しつつもテクニカルな演奏満載で、壮絶なインプロヴィゼーションは楽器が唸りまくり。とくにベースはかなりブンブン言ってますね。
もう別バンドのように変わってしまってるが、すごいバンドは何やってもすごいと認識できる作品だと思います。このあとマウロ・パガーニはバンドを脱退。
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