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更新履歴
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- 2025/04/21
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- 2025/03/29
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- 2025/03/03
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- 2024/08/11
- Blue Cheer に2ndアルバム「Outsideinside」を追加
- 2024/08/03
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- 2023/07/06
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- Queen に「Live At The Rainbow '74」CD・DVD・Blu-ray を追加
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- ヘヴィメタルに TANK を追加
- 2023/04/16
- メロディアスハードに Survivor を追加
- 2023/03/25
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- 2023/03/21
- 日本のロックにPageant を追加
- 2022/11/25
- 日本のロックに Spectrum を追加
- 2022/11/20
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- 2022/11/13
- ロックに Taste を追加
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Uriah Heep ユーライア・ヒープ
Information
ディープ・パープルやブラック・サバスと並び、初期英国ハードロックを代表するバンドのひとつ、ユーライア・ヒープ。プログレッシブな要素もあるハードロックで、ホラー調なコーラスやヘヴィメタル的なサウンドも特徴。現在オリジナルメンバーはギターのミックボックスのみだが精力的に活動を続けてます。
![]() ■メンバー |
Very 'Eavy Very 'Umble 1970年 1. Gypsy |
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1stアルバム。後の作品と比べると地味かもしれないが、名曲「Gypsy」があるのがでかい。ブラック・サバスと張り合えるヘヴィなサウンドと、プログレッシブ・ロック的な展開があります。ケン・ヘンズレーの取り憑かれたかのような強烈なインプロヴィゼーションが最高。
「I'll Keep On Trying」もプログレ的で、イントロのギターがメロディック。ユーライア・ヒープは他のバンドと比べてハードロックにメロディックな要素を早くから取り入れている。「Wake Up (Set Your Sights)」には後の作品には無いジャズ・ロックな展開がある。他は1960年代の香りが残る曲が多いがけして駄作ではない。1stにしては質の高い作品です。
![]() ■メンバー |
Salisbury 1971年 1. Bird of Prey |
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2ndアルバム。初期の中ではもっともヘヴィなサウンドの作品。まずは攻撃的なサウンドの「Bird Of Prey」はユーライア・ヒープらしい若干プログレの要素のあるハードロック。ホラーチックなコーラスにも鳥肌が立つ。「Lady In Black」は美しいメロディーのフォーク曲。コーラスが重なっていく展開がなかなか素晴らしい。「Salisbury」はブラスを取り入れた曲で、同国のGUNというバンドに近い雰囲気です。けっこう凄まじい展開を見せる曲なので聴き所のひとつです。
![]() ■メンバー |
Look At Yourself 邦題「対自核」1971年 1. Look at Yourself |
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3ndアルバム。悪魔・呪術な雰囲気が薄まって明るくなり、メロディーを全面に押し出しつつハードなサウンドになってます。まずは英国ハードロックの名曲のひとつ「Look At Yourself」はキーボードの音色が濃いがメタリックなサウンドになっている。「I Wanna Be Free」はソリッドなハードロックだがサビはとてもメロウでキャッチー。「July Morning」はメロディーの美しいハードロック・バラード。ドラマティックな展開には鳥肌が立つ。「Shadows Of Grief」は攻撃的な曲で、プログレ的な展開を見せる。
![]() ■メンバー |
Demons And Wizards 邦題「悪魔と魔法使い」1972年 1. Wizard |
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4thアルバム。アートワークはロジャー・ディーン。「The Wizard」は珍しくソフトな曲でスタート。これがオープニングと考えれば悪くない。「Traveller In Time」はヘヴィなリフの曲で、中盤でプログレッシブな展開になる。「Easy Livin'」は「Look At Yourself」に並ぶメタリックな疾走曲。ラストの「The Spell」は非常にプログレッシブな展開を見せる曲。メロディーがなかなか美しく、得意とするコーラスが幻想的。この作品はトータルでどの作品よりも一番でしょう。
![]() ■メンバー |
Magician's Birthday 邦題「魔の饗宴」1972年 1. Sunrise |
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5thアルバム。アートワークは引き続きロジャー・ディーン。すごいペースでリリースされてるが、アイディア尽きることなく成長もしてるのが凄い。初期はこの作品がピークだと思います。前作と同路線でより完成度の高い作品になってます。
まず「Sunrise」はドラマティックな展開のバラード調の曲。「Blind Eye」はメロディアスなギターが印象的な曲で、バックはアコースティック・ギターを使っている。「Echoes In The Dark」や「Tales」は叙情的なメロディーがなかなか美しい。ラスト「The Magician's Birthday」はプログレ的な大曲で、中盤で壮絶なインプロヴィゼーションが展開されます。
![]() ■メンバー |
Live '73 1973年 [Disc 1] |
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初ライブ・アルバム。再現度を求められるバンドのためか一般的な評価はけっこう低いです。ライブならではの荒々しい演奏も評価を下げる要因になってしまったようです。後半のロックン・ロール・メドレーはバンドのキャラと離れており、かなり不評を買った。
いろいろ悪い点を上げましたが、けしてボロボロなライブという訳ではありません。しっかりと演奏はできてるし、ライブ版のほうが良い曲もあります。音質も良く迫力もありまし、選曲も悪くありません。堅く考えずに聴くべきですね。リマスター盤のDisc 2はおまけ的なライブ音源です。
![]() ■メンバー |
Firefly 1977年 1. Hanging Tree |
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10thアルバム。バンドの顔の一人でボーカルのデヴィッド・バイロンが脱退。新たにLUCIFER'S FRIENDのジョン・ロートンが加入。ポップな路線が続いていたが、ここでひとつ高い完成度を見せた。初期のヘヴィなサウンドが好きな人には甘過ぎると思うかもしれないが、メロディーを重視してる方におすすめするにいいアルバムだと思います。
「Who Needs Me」や「Do You Know」といった明るいハードブギーな曲があるが、他は英国らしい湿り気のある曲です。まず「The Hanging Tree」「Been Away Too Long」はメロディアスなプログレ・ハード。悪魔・呪術的なイメージでなく明るめでファンタジックな雰囲気ですね。ロートンの伸びやかなハイトーンもいい感じです。ちょっとAOR的な「Wise Man」でのボーカルも非常に気持ちが良い。「Sympathy」はギターの泣きと哀愁が臭めな曲でメロディアス。
![]() ■メンバー |
Live in Europe 1979 1986年 [Disc 1] |
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ロートン在籍時のライブ音源。過去の名曲をロートンのボーカルで聴ける貴重な音源で、音源の加工は無く生々しく臨場感のある音で楽しめます。バンドのライブ・アルバムはあまり評価が良くないが、スタジオ以上のテンションで楽しめるのはやっぱライブでのみ。
![]() ■メンバー |
Sea of Light 1995年 1. Against The Odds |
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原点回帰の快心作。アートワークは久々のロジャー・ディーン。HR/HM不遇の時代に純度の高いブリティッシュ・ハードロックを出したことに誰もが拍手を送りたいと思うでしょう。
オリジナル・メンバーはギターのミック・ボックスのみでユーライア・ヒープでないという声が多い。しかし、この作品を聴けば分かると思うのだが、ユーライア・ヒープのサウンドがしっかり生きている。ユーライア・ヒープでなくてもこのサウンドは素晴らしい。
![]() ■メンバー |
Wake The Sleeper 2008年 1. Wake the Sleeper |
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さらに原点に迫った作品。オープニング的な「Wake The Sleeper」には誰もが度肝抜いたでしょう。メタリックな怒濤の疾走曲で強い意気込みを感じる。作品は「Sea of Light」よりも伝統的ブリティッシュ・ハードロックらしいくなっているのが非常に嬉しい。ミックのワウ・ペダルをつかったプレイが多く、目立たさせるためでなく効果的に使ってるとこがいい。ユーライア・ヒープらしいコーラスが多いのも嬉しい。捨て曲無いので名盤確定でしょう。
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