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Scorpions (スコーピオンズ)
Information
ドイツのハードロック・バンド、スコーピオンズ。マイケル・シェンカーやウリ・ジョン・ロートが在籍してたことでも知られるトップ・バンド。現在のリード・ギターはマティアス・ヤプス。リズム・ギターはマイケルの兄、ルドルフ・シェンカー。ボーカルのクラウス・マイネはハイトーンな声で情熱的に歌い上げるタイプ。バンドの過激でメロディアスなサウンドは後のHR/HMバンドに多大な影響を与えました。
■メンバー |
Fly To The Rainbow 邦題「電撃の蠍団」1974年 1. Speedy's Coming |
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ギターのマイケル・シェンカーが去り、ウリ・ジョン・ロートが加入した2ndアルバム。1st「恐怖の蠍団」は暗くプログレ色のある作品だったが、ウリが入ってからハード・ロック色が強くなり、メロディも豊富になった。
「Speedy's Coming」は豪快でノリの良いハード・ロック。ありがちなブルース系でなく、しっかりメロディーがあるとこがスコーピオンズらしいです。美しいアコギで始まる「They Need A Million」は途中ハード・ロックに変わるプログレ色のある曲だ。「Drifting Sun」はヘヴィな曲で、レインボーでありそうな曲。ウリが歌ってますが合ってます。「Fly People Fly」は暗めで泣きまくりの美しいバラード。ラストは感動の大曲「Fly To The Rainbow」で終わる。捨て曲も無く非常に素晴らしいです。スコーピオンズの中ではけっこうメロディアスな作品だと思います。
■メンバー |
In Trance 邦題「復讐の蠍団」1975年 1. Dark Lady |
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3rdアルバム。初期スコーピオンズの作品の中では一番ヘヴィでダークな作品です。捨て曲なく非常にヘヴィなのでメタルを聴く方はこのアルバムは気に入ると思います。
1曲目「Dark Lady」はウリが歌っている。あまり好きでない声なのだがこの曲は非常にはまっているし、曲はとてもヘヴィ・メタル的でかっこいい。後ろではクラウスの雄叫びが密かに強烈。暗い雰囲気の中に哀愁メロディがあるのはHR/HMファンにはたまらないだろう。「In Trance」もダークでメロディック。
「Life's Like A River」はイントロの様式美なギターが美しいバラード曲。「人生は川の如し」という素晴らしい邦題が付けられた。ヘヴィで哀愁メロディのある「Top Of The Bill」もこれまた素晴らしい。クラウスのシャウトはかっこ良すぎだ。「Living And Dying」もダークで美しいバラード。間奏の死にそうなメロディーは最高ですね。
「Robot Man」は密かに名曲の疾走曲。ライヴではエフェクト効果が無いサウンドなのでもっとハードなサウンドなのでかっこいい曲になってます。ラスト「Night Lights」はメロウなインスト曲。
■メンバー |
Virgin Killer 邦題「狂熱の蠍団」1976年 1. Pictured Life |
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後のHR/HMバンドに一番影響を与えたと思われる4thアルバム。ジャケットが少女のヌード写真ということで多くの国で発禁喰らって写真を裏面のものに差し替えられたのだが、日本では問題なく発売されました。最近はいろんな事件があったためか最新リマスターは写真を差し替えられた。この作品は今でも衝撃度は高いと思います。
内容のほうは哀愁メロディとハードなギターはいつも通りだが、曲がスッキリしてると思います。「Pictured Life」はウリの哀愁メロディなギターが素晴らしく、歌も非常に耳に残る名曲。「Catch Your Train」「Virgin Killer」は後のHR/HMを先取りしたサウンド。疾走感溢れる曲で、ハードなギターにクラウスのカミソリな声はたまりません。ウリがボーカルをとる曲がありますが、曲はいいのだがここでのボーカルは最悪ですね。「Backstage Queen」はストレートな曲で目立つ曲ではないが外せませんね。
■メンバー |
Taken By Force 邦題「暴虐の蠍団」1977年 1. Steamrock Fever |
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5thアルバム。ウリ・ジョン・ロート(G)在籍最後のスタジオ・アルバム。ウリ在籍時のスコーピオンズの作品の中ではあまり目立たない作品だが、この中にも名曲がいくつかあるので外せない。イングヴェイからここにたどり着く人が多いと思うので、これでスコーピオンズに興味を持って頂きたい。
「Steamrock Fever」はシンプルでヘヴィかつキャッチーなハード・ロック。「We'll Burn The Sky」は名曲のひとつ。泣きのメロディーと刻みの良いリフが非常に素晴らしい。スコーピオンズらしい哀愁ハード・ロックです。「I've Got To Be Free」はちょと地味だがなかなかノリの良い曲で、リフはなかなかかっこいい。「The Riot Of Your Time」はアコースティックから始まるメロディックで叙情的な曲。これは隠れた名曲かも。
「The Sails Of Charon」はイングヴェイがカヴァーした名曲。印象的なリフと様式美なメロディーは一度聴いたら頭から離れない。このアルバムの一番の聴き所です。
「Your Light」はちょっとディスコに合いそうなリズム。中間のクラウスの絶叫はしびれます。「He's A Woman - She's A Man」はメタリックな疾走曲。シンプルで攻撃的なリフはなかなかインパクトがある。「Born To Touch Your Feelings」は泣きのバラード。スコーピオンズらしく暗くそして凄く叙情的。女性の朗読にはちょっと驚くかも。
■メンバー |
Tokyo Tapes 邦題「蠍団爆発!!〜スコーピオンズ・ライブ」1978年 1. All Night Long |
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初ライブ・アルバム。ウリ・ジョン・ロート在籍最後となったこのアルバムは、ディープ・パープルのライブに匹敵する名ライヴとなった。最高の演奏と最高の音を体感できるこのライブ・アルバムは何回聴いても鳥肌が立ちます。クラウス・マイネの声の調子はすごくいいし、ウリのギターワークは非常に素晴らしい。スタジオ以上に迫力のある音が味わえます。
選曲はもっと入れて欲しい名曲があるものの、レコード2枚分なので満足のいくボリュームです。オリジナルの他に昔のバンドによくあった古いロックン・ロールのカヴァーなども聴ける。そしてこのライブの伝説はやっぱ R.TAKI の「荒城の月」だろう。クラウスが日本語で歌い、ウリは泣きのギターを。日本の曲がロックになったという感動はいつの時代の人も感じるはずです。
2001年リマスター盤はちょっと残念なことにCD1枚に収めるため暗黒の極限「Polar Nights」が外されてます。この曲は同じ2001年リマスターの「暴虐の蠍団」に収録されてます。このアルバムはまずオリジナルを聴いてからのほうが感動が大きくなるかと思います。大音量で聴きましょう。
■メンバー |
Lovedrive 1979年 1. Loving You Sunday Morning |
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6thアルバム。ウリ・ジョン・ロートが脱退し、後任にマティアス・ヤブスが加入。アルバムにはUFOを脱退したマイケル・シェンカーも3曲参加しています。ウリが抜けたばかりなのでアルバムの完成度はしょうがないかもしれない。それでも良曲がけっこうあるので聴き逃せませんね。
まずは縦ノリの「Loving You Sunday Morning」。不思議なメロディーでシンプルな曲ですがリフはいいと思います。ちょっと暗いので元気が足り無い気がします。がらっと変わって「Another Piece Of Meat」は強烈な疾走曲。クラウスのボーカルとマイケルのギターが非常にカッコイイ曲で、マイケルはMSGでもこの曲やってますね。
「Always Somewhere」は安心して聴けるメロディーの美しいバラード。「Coast To Coast」は地味なインスト曲で、これは歌があったらけっこういい曲になったような?。「Can't Get Enough」は70年代のスコーピオンズを思わせるヘヴィでダークな曲。クラウスの絶叫ボーカルはかなり強烈。レゲエを取り入れた「Is There Anyone There?」は以外に良い曲。スコーピオンズらしい哀愁が漂っており、メロディーも良い。これは隠れた名曲では?
タイトル曲「Lovedrive」はUFOのあの曲に似てる気がする疾走曲。メロディーはなかなかいいしなかなかカッコイイ。ラストは泣きのバラード「Holiday」。非常に美しいメロディーだが、これでギターがもっと泣いてたらもっと素晴らしいはず。
■メンバー |
Blackout 邦題「蠍魔宮〜ブラックアウト」1982年 1. Blackout |
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8thアルバム。マティアス・ヤプス加入3作目の作品で全米トップ10入りを果たしたヒット作。切れ味たっぷりのルドルフのバッキング・ギターの嵐で、マティアスのリード・ギターは隠れがち。だがマティアスは影ながらけっこうナイスなプレイしてます。1980年代の名盤です。
「Blackout」はルドルフのギターが突き刺さる名曲。続く「Can't Live Without You」はアメリカ的なノリの曲だがリフやサビがとても印象的。「No One Like You」は邦題「官能の夜」でシングルで全米1位。哀愁漂うバラード系ハード・ロックでマティアスの泣きのギターはマイケル・シェンカー的でいい感じ。続く「You Give Me All I Need」も素晴らしい哀愁バラード。この曲でも全米1位狙えるできです。「Now!」「Dynamite」はヘヴィメタル・ブームを意識したかような疾走曲。ちょっとスコーピオンズらしくない気もするが非常にカッコイイ。
■メンバー |
Love At First Sting 邦題「禁断の刺青」1984年 1. Bad Boys Running Wild |
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9thアルバム。前作の路線で楽曲の完成度はさらに高まっている。前作と並ぶ1980年代の最高傑作だと思います。
「Bad Boys Running Wild」は哀愁漂うミドル・テンポの曲。イントロのマティアスのフレーズはなかなかインパクトがある。続く「Rock You Like A Hurricane」も同様な曲でサビのメロディーが非常に頭に残るライヴでも定番な曲。ルドルフのリフもインパクトがあるが、マティアスのカミソリのようなソロもいい。「I'm Leaving You」はメロディアスな佳曲。「Coming Home」はバラードから一転ハード・ロックに。「Blackout」をベースにしたような鋭いリフとメロディアスなリードの疾走曲。「Same Thrill」はドタバタなハード・ロック。メタル・ブーム対策用の曲という感じですね。
「Big City Nights」は再び哀愁ミドル・テンポ。サビのメロが非常に耳に残る80年代らしいメロディー。「Crossfire」はアルバム中一番メロディアスで欧州的。若干地味なためかあまり注目されてないがとてもいい曲だと思います。「Still Loving You」はスコーピオンズのバラードの中では一番名曲。泣きのメロディーは最高で雰囲気はスコーピオンズらしく悲しげで暗い。
■メンバー |
World Wide Live 1985年
1. Countdown |
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2回目の絶頂期のライヴ作品。アナログ盤は「Tokyo Tapes」と同じく2枚組というボリュームで、「Lovedrive」から「禁断の刺青」までの代表曲は大体収録されている。音はあまりライヴ感は無く、ライヴ風の音のBESTアルバムといった感じがする。曲によってはキーを下げているなど完璧とまでは行かないものの、それでも圧倒する勢いを凄く感じることができる素晴らしいライヴ作品だ。
■メンバー |
Unbreakable 邦題「反撃の蠍団」2004年 1. New Generation |
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バンドの健在ぶりを示した15thアルバム。ヘヴィなサウンドと叙情的なメロディーでファンを圧倒させた。しばらく迷走気味だったがこの作品ではおもいっきりハードロックしている。全体的に楽曲のクオリティは高いので、21世紀のスコーピオンズの名盤第1号でしょう。正に反撃の蠍団です。
「New Generation」は非常にインパクトのあるトップナンバー。気持ちいいほどのヘヴィなリフとスコーピオンズらしい哀愁メロディーが素晴らしい。「Maybe I Maybe You」「Through My Eyes」といったバラード曲は相変わらずクラウスのボーカルと哀愁メロディーが素晴らし過ぎる。
■メンバー |
Humanity Hour I 邦題「蠍団の警鐘」2007年 1. Hour 1 |
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16thアルバムで初コンセプト・アルバム。前作で衰えを見せなかったスコーピオンズですが、今作は前作の匂いも残しつつ叙情的哀愁メロディー重視な作品になってます。デスモンド・チャイルドがプロデュースということでけっこう話題に。
やっぱクラウス・マイネの声は素晴らしいですね。哀愁のあるメロディアスな曲を歌わせるともう感動です。この作品でスコーピオンズは原点に戻れたんじゃないでしょうか?
■メンバー |
Sting In The Tail 邦題「蠍団とどめの一撃」2010年 1. Raised On Rock |
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17thアルバム。解散を表明し最後のスタジオ作品かと思われたが、その後撤回。1980年代に近いサウンドは原点回帰と言えるかもしれない。哀愁バラードも多くてメロディーはやはり最高。高い完成度で捨て曲無しです。
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